「収納をたくさん欲しい」
というのは、多くの施主が希望することです。
そして、最近は、クローゼットや押入れよりも、
ウォークインクローゼットや、シューズクロークなど、 納戸タイプの収納の人気が高いですね。
確かに、すっきりものを収納出来そうですし、
部屋になっているのでたくさん入りそうですが、 実際、どうだと思いますか?
その当たりのことをスッキリと理解していただくために、 簡単な図面を作ってみましたので、紹介します。
同じ4.5帖で、計画によって、どれくらい収納量が違うか? の比較を3つのタイプ別に行ってみたものです。
WIC (ウォークインクローゼット) タイプ
収納率 52%

※黄色い部分が収納可能な部分です。 ※収納率とは、収納面積を床面積で割ったものです。
人気のWIC(ウォークインクローゼット)です。
部屋側はドア一枚しか見えないので、壁がすっきり見えますが、 WIC内に通路があるため、床面積の半分しか収納に使えません。
面積の余裕があり、また衣裳部屋的に使いたい場合は、お勧めです。
WIC+クローゼットタイプ
収納率 64%

2 / 3を、WICにして、残りをCLにするだけで、収納率が2割程度上がります。
主寝室はWICにして、子供部屋はクローゼットにするなどが考えられますね。
30坪程度の家であれば、このタイプがお勧めです。
全てクローゼットタイプ
収納率83%

全てをクローゼットタイプにした場合、収納率は、6割アップします。
100%にならないのは、壁厚分があるためです。 効率よく収納したい、という場合は、この考え方がお勧めです。
同じ面積でも、どのような収納を選択するかによって、 こんなにも収納量が違います。
いつも片付いた家にするためには、
「片づけやすい」かどうか?も大事なので、 「収納量」が多ければよいってわけではありませんが、
この収納はどれだけのモノが入るのか? という視点で、家づくりを見直してみると良いかもしれません。
意外に無駄なスペースが発見できたりしますよ。
では!
関連記事