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完成事例紹介03:一条工務店で建てた開放的な家

2019年にプレミアム動画間取り診断に参加して、2020年に家が完成した室谷さんの事例です。

室谷さんは、医療関係のお仕事をされていて、子供たちには

「自分たちの家で思い出をつくって欲しいという」

思いから、見晴らしの良い分譲地を購入し注文住宅を建てることにしました。

目次

■敷地診断(2019.03)

家づくり当初はデザイン重視の会社に依頼していましたが、室谷さんの断熱や気密のこだわりに対応できず、ハウスメーカー側から断られるという苦い思い出があります。敷地診断も、そのハウスメーカーの間取りで行いました。

その後、心機一転、高気密高断熱が得意な一条工務店で建てることにしました。

住宅性能について考える必要がなくなった室谷さんは、間取りに全集中します。

私が提唱する間取りシミュレーションの方法「間取りで暮らす」も実践することで、設計士との打ち合わせも楽しくできるようになりました。

■間取り診断(2019.09)

そのような経過を経て完成したのがこの間取りです。

南側に吹抜けのあるリビング、玄関から入った正面にスケルトン階段を配置しています。2階には4帖のルーフガーデンを計画、休日などは家族で食事をしたいと考えています。水廻りは北西にコンパクトにまとめ、キッチン廻りの収納も充実しているとても良くできた間取りです。

ただ1点、大きな問題がありました。それは階段位置です。

室谷様も迷ったという階段位置ですが、南側に配置することには3つのデメリットがあります。


1つ目は、リビング幅が、2.73mになることです。間取りからもわかるように小さめのソファしか置けません。
2つ目は、南側に視線が抜けないことです。見晴らしが良い敷地なのですが、階段が邪魔して景色も楽しめず、開放感も感じにくいです。
3つ目は、リビングと庭のつながりが弱いことです。ダイニングから庭に出ることは出来ますが、リビングとのつながりも重要です。

そこで階段の位置を東側にする改善提案をいたしました。

これによって、前述のデメリットは全て解消し、景色も開放感も庭との一体感も手に入れることができました。

間取り診断の後、以下の診断を行っています。

■最終診断(191224)
■照明コンセント診断(190106)

プレミアム動画間取り診断とは、30年後も安全で快適に暮らせる家にするため、一級建築士が家づくりを長期サポートするサービスです。家づくりを始めた段階から土地探し・会社選び・間取り確定・照明コンセント・現場・引き渡しと、家づくりの全工程をセカンドオピニオンとしてサポートいたします。計5回行う間取り診断では、20項目以上を診断の上、施主(入居者)の暮らしにあった間取り改善を行います。詳しくはこちら

■完成写真(2023.07.23撮影)

室谷さんは、以前から、「機会があったら遊びにきてください」と仰ってくださっていたのですが、完成から2年経過した7月、やっと見学することが出来ました。

ご自宅に入って、ビックリ!

ここはカフェ?というような植物とオシャレな家具がセンスよく配置されたリビングだったからです。

階段を東側に配置することで、リビングは庭とのつながりが生まれるようになっています。

ご自宅にお邪魔した時は、とても暑い日だったので、パースで書いたように娘さんたちはビニールプールで遊んでいました。

階段は、検討の結果、スケルトン階段ではなく、テレビの背面になるため壁で隠すタイプにしました。上部は開口部を空けて午前中の光を入れています。壁が立ち上がっている感じでデザイン的にもカッコイイですね。

こちらのダイニング横スペースは、間取り確定ギリギリの段階で迷われていた部分です。

当初は収納の予定でしたが、通路にするのはどうか?というご相談でした。これに対して、

「収納は十分ありますので、階段やリビングへの動線を優先しても良いと思います。万が一、収納が欲しくなったら、タンスを置けば良いだけですしね」

という風に話しました。結果、通路にして大正解、でした。

こちらは、水廻りや和室です。

私はこれまで100件以上、一条工務店の間取り診断をしてきたのですが、完成した家を見学するのは初めてでした。

そこで思ったのが、

「一条工務店のオリジナル建材、どれもカッコイイ」

でした。

確かに建材の選択肢は少なくはなりますが、細かいこだわりがなければ、十分な仕様ですね。

室谷さんは、一条工務店に決めたことで、

「性能は安心できるし価格交渉もしなくていい、オリジナル建材も充実しているので、間取り検討に集中できた」

と話していました。

実際、家族4人の暮らしを満喫されていたので私も嬉しくなりました。室谷さん、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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