間取りのセカンドオピニオンで一級建築士の船渡です。
今回は、セキスイハイムでロフト付きの平屋住宅を建てたYさんの完成事例を紹介します。
間取り診断OBの完成写真
家づくりのきっかけは?
Yさんは、2021年にプレミアム動画間取り診断に参加して、2022年に入居されました。
結婚後、2年くらいは賃貸に住もうと考えていましたが、銀行から職場近くの土地の紹介され,
急遽、購入することにしました。購入したからには、早めに家を建てた方が良いと考え、家づくりを始めました。
セキスイハイムを選んだ理由
鉄骨メーカーで耐震・制振にこだわりがあり、またC値測定をしていることから、気密性にも自信があると感じたことです。
また担当営業との相性や熱意が感じられたことも大きかったそうです。
間取り診断に参加した理由は?
セキスイハイムの方針として、間取りが営業担当が中心に考えているのが心配でした。
もっと良い間取りがあるのでは?と考え、間取りのセカンドオピニオンサービスを考えていました。
プレミアム動画間取り診断では、
「間取りで暮らしを具体的に考える」
という方針に興味を惹かれて参加することにしました。
敷地診断(2021.06)
プレミアム動画間取り診断は、4回の間取り診断がパッケージされています。
1回目は敷地診断では、このような間取りを診断しました。
綺麗にまとまっている平屋の間取りに見えるのですが、LDKの形状に注目してください。
いわゆるマンション型の間取りで、南にリビング、北がDKです。
リビングは明るそうですが、DKには、ほぼ太陽光が入らないような間取りでした。このままですと、キッチンは常に照明を付けないといけません。また、玄関から和室や子供室への動線で、リビングを横切るので、あまり落ち着きがあるリビングにはなっていません。
キッチン北側に窓を設置することも出来ましたが、和室の位置も微妙な感じだったため、私は東西型のリビングを採用することをお勧めしました。
上記のように東西に長いリビングを採用することで、家族が集まるリビング全体が明るくなります。7280の幅があれば採用できるので、Y様の場合、問題なく採用できました。
そのアドバイスを元に作った間取りで、2回目の間取り診断を実施しました。
間取り診断(2021.07)
間取り診断は、東西型のリビングが採用され、日当たりが改善された間取りで実施しました。
かなり良い案になったのですが、今度は動線が気になります。
玄関廻りに、あまり意味のない回遊動線があったり、キッチン背面のパントリーは、あまり収納効率が良いとは言えません。
そのため、こちらのように改善しました。
玄関形状はシンプルにして、キッチン収納も壁面収納にすることで、すぐ手が届くところに収納を確保しています。
また洗面化粧台は1か所にまとめ、二人同時に使える幅を確保しました。
船渡 間取り診断はいかがでしたか?
Yさん 敷地診断で南側LDKの助言をいただくまでは、そもそもその案に思いつきもしませんでした。
セキスイハイムでの施工になりますが、間取の提案を営業さんが行うため、どうしても間取案に限界があります。(診断いただく前の間取案はパナホームさんで見積もりを作っていた時に、パナホームの設計士さんに作っていただいた間取りをベースにしています)
そこを船渡さんに書いていただくことで非常に暮らしやすい家ができたと思います。
完成写真(2024.04)
船渡 暮らしてみていかがですか?
Yさん 2年住んでみて大きな不満はなく、計画時のイメージ通りでした。間取り診断時にアドバイスして頂いたように、東西の横長のリビングにしたので、日当りがよく快適です。気になる点といえば、全館空調なので融通がきかないことくらいでしょうか。
船渡 ちなみに電気代はどれくらいかかりましたか?
Yさん 今年1月の電気代は、44000円(売電が3300円)でした。
船渡 工事やアフターはどうでしたか?
Yさん 特に問題なく、アフターの対応も良いですね。強いて言うなら、事前にわかっていたことですが、コロナの関係で、半年くらいミーレの食洗器が付かないということがありました。半年ぐらい 食洗機をレンタルしていました。あと、洗面所の水漏れが見つかったのですが、すぐ対応してくれました。
Yさん、取材させて頂きありがとうございました!