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完成事例紹介05:漫画書庫のある2階リビング

2020年にプレミアム動画間取り診断に参加して、2021年に家が完成した大阪の山田さんの事例です。

第一子が生まれアパートが手狭になったことや、もう一人子供が欲しいことをきっかけに家づくりを始めました。

最初は、住宅展示場に通ったのですが、予算に合う会社を見つけることが出来ませんでした。その後、SUUMO等も利用して今の住宅会社(神栄建設)に出会いました。

会社選びの決め手となったのは、テクノストラクチャー工法で構造計算をしてくれるので安心できること、そして担当営業の誠実な対応と人柄です。

希望の地域で、南東の角地を見つけられましたが、古屋付きのため解体費用がかかるのがネックでした。ただ、担当営業がオススメしてくれたことや、解体費用を安価に抑えられるように手配してくれたため、この土地に決めることにしました。

目次

間取り診断に参加したきっかけ

山田さんは、家を建てるために、ネットで調べていたら、かえるけんちく相談所ブログを見つけ、知識を得るためにメルマガ会員になりました。

当初、間取りは自分たちでなんとかなる、と考えていたのですが、毎回、提案される間取りが自分達の希望とズレていて不安になります。

その後、かえるけんちく相談所の間取りに関するYoutube動画を見て、後悔しないためにもプロのアドバイスが必要だと夫婦で決め手、間取り診断に参加しました。

間取り診断(2020.06)

間取り診断の参加者は、「間取りは気に入っている」と、「間取りが気に入らない」の2つに分類出来ます。

間取り診断としてやることは同じですが、「間取りが気に入らない」方が、参加側に「様々な提案を受け入れる余地が残されている」場合が多いため、提案する側としては助かります。

山田さんの場合は、後者の「間取りが気に入らない」になります。(ちなみに、間取りが気に入っている場合の事例はこちらです)

山田さんが気に入らないポイントは、以下になります。

玄関の位置

・LDKの配置

・全体的な採光の取り方

・階段の位置

でした。

私も上記については同意見で、特に「全体的な採光の取り方」は、かなり問題だと思います。

この敷地は、南東の眺望(抜け感)や日当たりの良さが特徴ですが、上図のように、計画では、特等席であるはずの南東に、(日当たりは不要なはずの)階段とトイレが来ています。

また20帖近いLDKなのに、南に面する窓は1つしかありません。

南東の角であることが気に入って購入したのに、その良さを全く活かせていない計画です。

駐車計画も問題です。

上図のように玄関近くの1のスペースが小さいため、ファミリーカーが駐車できなく、かつ1を駐車していると、2に駐車しにくいものとなっています。1階間取りでは、玄関正面に洗面化粧台があるのも嫌ですね。

このほか、様々な問題を解決したのが、こちらです。

改善提案

プレミアム動画間取り診断では、複数の改善提案を行うのが基本です。山田さんの場合は、5つの改善提案を行いました。

❶は、ブラッシュアップですが、❷以降は、階段位置・配置等を変更しています。このように複数の間取り提案することで、参加者は納得いく間取りを選ぶことが出来るようになります。

最終的に山田さんは、最も大きく変更した❺案を選ばれました。

・L型のLDK

・キッチン横並びダイニング

・キッチンを中心とした回遊動線

・キッチン横のランドリー

が特徴の間取りです。

山田さん夫婦は、この5案を見た時に、

「これだ!」

と思って、即決されました。

その後、最終診断を経て、間取り確定し着工、2021年に完成しました。

完成写真(2023.08)

「あれからもう1人女の子の家族も増え、賑やかに楽しく過ごしております。

これも船渡様のおかげと思っております。ありがとうございました!!

私達の家にぜひお越しください!」

とのご連絡をいただき、2023年8月にご自宅を見学させて頂きました。

まず、印象的だったのが、リビングが開放感があり明るいことです。

間取り診断時でも想定はしているのですが、実際に明るいリビングでお子さん二人が元気よく遊んでいるのを見ると、これで良かったと安心できます。

現状は、ソファと座卓が置かれていますが、将来的には、設計通り、ダイニングテーブルを購入予定とのこと。確かに子供が小さいうちは、良い家具を購入しても汚すし、傷つけるので正解かもしれません。

この敷地の場合、1階リビングでも十分、日当たりは確保できますが、1階だと一目を気にして、カーテンやシャッターで目隠しする必要があるので、当初から2階リビング希望でした。

実際、カーテンを付けたのは、リビングと寝室の2か所だけ。リビングもインナーバルコニーに囲まれている事もあって視線は気になりません。

キッチンは、ランドリーやWIC、洗面所につながっています。ご主人の仕事が多忙なため、奥様がワンオペで家事・育児をこなす必要があるため、水廻りがまとまっているのは効率的です。

「間取りのイメージ通り通り暮らせている」

とのことでした。

こちらは、こだわりの漫画書庫です。今後も、本棚を追加予定ですが現状は2面を本棚にしています。このような書庫があるのは、本当にうらやましいです(笑)

右はご主人がこだわった1階トイレです。月をイメージした照明が印象的ですね。

玄関とシューズクロークです。通常は下駄箱を使いますが、入りきらない靴や雑多なもの、段ボールなどの仮置きにシューズクロークを使っています。

シンプルモダンな外観です。駐車場も変更したので、駐車しやすくなっています。ちなみに右側は私の車(レンタカー)を駐車させてもらっています。

アクセントとなったグレーのサイディングは、当時の最新商品で、完成した山田邸を見て、住宅会社の営業担当者も気に入って、他の物件でも採用しているそうです。

確かに高級感があって良い柄ですね。

以上、山田さんの完成物件紹介でした。

山田さん、呼んで頂きありがとうございました!

※山田様の事例は、2023年12月に、講談社+α新書で出版予定の間取りの本で掲載予定です。

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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