MENU
アーカイブ

【間取り改善解説02】家族が寛げない1階リビング

一級建築士で家づくりコンサルタントの船渡亮です。私が間取り改善した「家事動線の良い間取り」をビフォーアフターで解説するシリーズ2回目です。今回は、「家族が寛げない1階リビングの間取り」を改善していきます。

間取り診断OBの完成写真

一級建築士 船渡亮:1971年生まれ。神奈川県出身。株式会社かえるけんちく代表。 複数の住宅会社で設計士として活動後、施主のための家づくりコンサルティング会社を設立。 家づくりは「理想の暮らしを実現するための手段」という信念の元、年間1000件の家づくり相談・間取り診断を行う。 1万人が学ぶLINE・メルマガやブログ、Youtubeチャンネルも運営、電子書籍も多数出版SUUMODIMEオリコンダイヤモンド不動産研究所など様々なメディアの監修執筆も行う。2024年1月18日に講談社+α新書から、25事例の間取り診断ビフォーアフターを紹介した『この間取り、ここが問題です!』を出版。 法政大学卒。既婚、2児の父。

共働きで二人の子供がいるHさん夫婦(夫:大学職員、妻:会社員)の家です。

南面道路で敷地に余裕がありますが、開放感を得るために吹抜けを設けた2階建てです。

工務店から提案されたのは、DKを中心においた間取りです。1階にWICやパントリーがあるので一見、良さそうに見えるのですが、動線的に問題が多いです。

帰宅動線がキッチンとダイニングテーブルの間を通っているので配膳動線が長い、キッチン背面には冷蔵庫しか置けず、パントリーに食器や調理家電を置くので、料理動線が長くなるタタミコーナーや2階リビングへの動線が窮屈。

またトイレがダイニングに近く、ドアを開くと中が見えてしまうWICには扉がないので臭いが入ってしまう、といった問題もあります。かなり暮らしにくい間取りですね。

そのため、こちらのように改善しました。

目次

間取り改善(アフター)

まず家の中心に東西の動線を通しました。

この動線は各部屋にアクセスできるメインストリートの位置付けです。

キッチン背面には2.7Mの収納を確保して家事効率をアップしました。タタミコーナーは、リビングとつなげて一体的に使えるようにしています。ちなみに、タタミコーナーの南側には吹抜けがあるので、採光は十分確保できます。

またランドリー・WIC・タタミコーナーをつなげて、洗濯動線を最短にしました。

この動線は、Hさんの奥様のママ友にも好評だったそうです。

タタミコーナーがあることで、テレビを見ながら、洗濯を畳む・仕分けといった作業ができるのも良いですね。

トイレは、奥に配置して視線や音が気にならない位置にしています。

ちなみに、タタミコーナーは北側に移動しましたが、吹抜けを通して光が入るように設計しているので、上記のように明るさ的には問題ありません。

完成後、Hさんのご自宅にお招きいただいた様子をこちらの記事にまとめています。

家づくり初心者の応援企画を始めました!

最後に家づくり初心者の皆さんへの応援企画のお知らせです。

当ブログでは、読者の皆さんに「確実に家づくりに成功して頂きたい!」そんな思いからバランスよく知識や知恵を身に着けて頂ける教材をプレゼンしています。

LINE友達登録でもらえます。
しっかり学んで、充実した家づくりにしてくださいね。

特典1『ハウスメーカーが教えない!30年後も後悔しない注文住宅の作り方』(全7章の動画講座、PDFスライド)

1000人以上の間取り診断・家づくりサポートした著者が、注文住宅を建てる施主が必ず知っておくべきだと思わる知識を7章の動画講座にまとめました。

■間違うとかなりヤバイ請負契約で後悔しない7STEP
■イマイチな間取りから複数の改善案を作り間取りを比較検討する方法
■お金をかけずに外観・通風・日当たり・断熱・防犯を最適化する【窓計画改善】セミナー

といった実践的な内容です。

参加された方からは、

「注文住宅を検討するにあたり、その基礎となる考え方、注意すべきところをよく理解できました。無料で学べるのがもったいないくらいです」
「知っていると知らないとでは家づくりが全然違うものになってくると確信した。」
「順番に見て家づくりの不安がだいぶ解消されました」

といった感想を頂いております。

特典2『特別編集版 家づくりの教科書』(非売品の電子書籍)

アマゾン1位を獲得した『注文住宅の8つの難題』『はじめて家を建てる!』『間取りで暮らす技術1』の重要な部分をピックアップして、再編集した非売品の電子書籍をプレゼントします。

特典1の動画講座でカバーしきれてない内容を補足していますので、是非、読んでみてくださいね。

特典3『家づくりに役立つ公式LINE』に招待!

登録していただく公式LINEには、5種類のタブ付きリッチメニューを採用しています。動画講座や家づくり本、家づくりの流れなどのコンテンツに素早くアクセスすることが出来ます。

LINEに家づくりの情報を集約していますので、是非、ご活用くださいね。

次のURLをクリックして、友達追加後にプレゼントが自動で送信されます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

目次