一級建築士で家づくりコンサルタントの船渡亮です。私が間取り改善した「家事動線の良い間取り」をビフォーアフターで解説するシリーズ2回目です。今回は、「家族が寛げない1階リビングの間取り」を改善していきます。
間取り診断OBの完成写真
共働きで二人の子供がいるHさん夫婦(夫:大学職員、妻:会社員)の家です。
南面道路で敷地に余裕がありますが、開放感を得るために吹抜けを設けた2階建てです。
工務店から提案されたのは、DKを中心においた間取りです。1階にWICやパントリーがあるので一見、良さそうに見えるのですが、動線的に問題が多いです。
帰宅動線がキッチンとダイニングテーブルの間を通っているので配膳動線が長い、キッチン背面には冷蔵庫しか置けず、パントリーに食器や調理家電を置くので、料理動線が長くなる、タタミコーナーや2階リビングへの動線が窮屈。
またトイレがダイニングに近く、ドアを開くと中が見えてしまう、WICには扉がないので臭いが入ってしまう、といった問題もあります。かなり暮らしにくい間取りですね。
そのため、こちらのように改善しました。
間取り改善(アフター)
まず家の中心に東西の動線を通しました。
この動線は各部屋にアクセスできるメインストリートの位置付けです。
キッチン背面には2.7Mの収納を確保して家事効率をアップしました。タタミコーナーは、リビングとつなげて一体的に使えるようにしています。ちなみに、タタミコーナーの南側には吹抜けがあるので、採光は十分確保できます。
またランドリー・WIC・タタミコーナーをつなげて、洗濯動線を最短にしました。
この動線は、Hさんの奥様のママ友にも好評だったそうです。
タタミコーナーがあることで、テレビを見ながら、洗濯を畳む・仕分けといった作業ができるのも良いですね。
トイレは、奥に配置して視線や音が気にならない位置にしています。
ちなみに、タタミコーナーは北側に移動しましたが、吹抜けを通して光が入るように設計しているので、上記のように明るさ的には問題ありません。
完成後、Hさんのご自宅にお招きいただいた様子をこちらの記事にまとめています。
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