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乾式タイルとは? メリットとデメリットを解説!

木造新築住宅外壁の種類 ~乾式タイルとは?~

 ~外壁材の分類~

1.サイディング系

2.ALC系

3.セメントモルタル系

4.乾式タイル貼り系

5.屋根材系

 

外壁にタイルを使っている、となると、かなり豪邸なイメージですよね?

高級感がある、塗り替えなどのメンテナンスがいらない、 などメリットの多いですが、

最近は、明るく軽い外観が好まれることもあって、 以前ほどタイル貼りの新築は見かけなくなりました。

とはいえ、タイル貼りを標準にしているハウスメーカーもありますので、 商品によっては、比較的安価なものもあります。

特徴を紹介しますので、参考にしてくださいね。 まず、初めにタイル貼りの種類を見ていきましょう。

 

 

湿式工法と乾式工法

タイルには、湿式工法と乾式工法があります。

湿式とは、モルタルを使って壁に貼る方法で、 前回紹介した木造のセメントモルタル下地に貼ったり、マンションの外壁にも使われたりしてます。 私の自宅は、鉄筋コンクリート造なので、マンションで使われているタイルを貼っています。

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乾式とは、ベースサイディングを通気工法で施工してからタイルを貼る方法です。 貼り方は、引っ掛ける、接着剤で接着する、など。

元々、タイル貼りは、湿式工法しかありませんでしたが、 タイルの剥落防止や、工期短縮のために、ベースサイディングに貼る工法が、考案されました。

 

LIXILのベルパーチが有名です。

それまで、通気層なしで外壁に貼られていたタイルが、乾式工法にすることで、 通気工法に対応するようになりました。

スクリーンショット 2015-04-21 22.53.15

今では、木造でタイル貼、といった場合は、湿式でも乾式でも、 ほぼ通気工法(または通気できる仕様)を採用するようになっています。

 

 

乾式タイル工法のメリットとデメリット

乾式タイル工法のメリットは、冒頭でも述べたことも含めて5つあります。

1.高級感や質感がある。

2.塗り替えやシーリングの打ち替えなどのメンテナンスがいらない。

3.モルタル下地(湿式)タイルに比べ、壁面重量が軽くなる。

4.施工不良や剥離の心配がない

5.施工効率が良く、専門技術を必要としない。

逆にデメリットと言えば、

1.サイディングやセメントモルタル系に比べて、コストが高くなる。

2.湿式のタイル貼よりは軽いが、他の外壁材に比べて重くなる。

3.セメントモルタル系の塗り壁のように自由さはない。

となります。

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タイルの剥離は、湿式の場合はあり得ますが、乾式で、特に引っ掛けの場合は、

上図のように、ベースサイディングとかみ合っているので、形状的にもほとんどない、と考えてよいかと思います。

意匠的な好き嫌いはありますが、予算があって、好みの外観になるのであれば、 乾式タイル貼は、かなりお勧めの建材、ということになります。

 

主要なメーカー

LIXIL,ニッタイ平田タイル

 

施工例

スクリーンショット 2015-04-21 23.22.50

平田タイル

 

 

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akira
家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。 一級建築士 / インテリアコーディネーター