amazon1位『注文住宅の8つの難題』をプレゼント!

後悔しないハウスメーカー&工務店の選び方

家づくりで最も重要なことの1つが「住宅会社選び」です。どの会社をパートナーとして家を建てるかにより、あなたの家づくりを成否が決まるといっても過言ではありません。

ここでは、私の著作注文住宅の8つの難題』と『初めて家を建てる!』から抜粋して、住宅会社の選び方を紹介します。

建築会社は星の数ほどある

建築会社の数は、人口1000人あたり1社あるそうです。ということは、、、日本には、10万社以上の建築会社があることになります。そんな星の数ほどある建築会社の中から、家づくりのパートナーを決めなくてはならないって、結構大変ですよね。しかも、それだけの会社がある、ということは、施工レベルや提案レベルもバラバラ。大手ハウスメーカーの場合は、それなりのスペックは担保していますが、最低限、建築基準法は守るけど、それ以上ではない、という工務店もたくさんあります。

そもそも戸建て住宅があまり得意ではなかったり、注文住宅は受けずに、建売専門で建てている会社、大手だけど賃貸アパートばかり建てている会社など、建築会社も様々です。

担当する営業マンも、入社して一週間という方や、10年以上のベテラン、常に施主のためを考えて行動出来る人や、売るだけに特化している営業もいます。

そして通常、あなたはハウスメーカーの営業担当者を選ぶことは出来ません。ハウスメーカーでは、住宅展示場でアンケートを手渡した営業が、あなたの担当者になる、というシステムになっているからです。

もし、あなたが家づくりの情報なしでなんとなく建築会社を選んでしまうのだとしたら、それは勝てる見込みの低い「ギャンブル」と言っても過言ではないでしょう。

あなたの建築会社選びを「ギャンブル」にしないためにも、建築会社選びの考え方、具体的な方法を紹介いたしますね。

窓口をどこにするか?という視点

注文住宅の成功のカギを握るのは、建築会社の営業、とよく言われます。

ここでいう営業とは、あなたの依頼する会社の窓口、という意味合いです。ハウスメーカーの場合は営業だし、小さな工務店の場合は社長かもしれません、設計事務所の場合は、建築家ですね。

窓口の仕事は、あなたの意志や要望を会社に伝え、それを実現できるようにマネージメントすること。窓口がしっかり仕事をしてくれないと、あなたにあった提案もなく、要望通りの家にならない、ということになります。

 

昔から憧れていたハウスメーカーであったとしても、営業担当者が信頼できない人物であったなら、その担当者をチェンジしない限り、そこで建てるべきではありません。

建築会社選びは、どのような会社か、と同時に、窓口になる担当者が信頼できるか、という視点でも検討するようにしましょう。

 

ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違い

ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いがわからない、という方は、こちらの記事を参考にしてください。

ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いとは?1~ ハウスメーカー編 ~

ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いとは?2~ 工務店編 ~

ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いとは?3~ 設計事務所編 ~

建築会社を絞り込む3つのポイント

建築会社は闇雲に探していくと大変なので、以下の3つのポイントをクリアした会社の中から候補を選ぶようにしましょう。これらをクリアできれば、怪しい会社に当たる確率はかなり少なくなります。

 

1.敷地から車で1時間以内の場所に会社がある

施工管理や緊急時の対応、アフターメンテナンスも考えると、最低でも車で1時間以内の会社の方がいいですね。会社から敷地までどれくらいの時間がかかるかは、グーグルマップで調べることが出来ます。

 

2.現場見学会を行っている。

現場見学が出来る会社を選びましょう。「事件は現場で起きている!」じゃないですが、工事現場の状況を見ることで、その会社の経営状況もなんとなく、分かります。経営状態が悪く、業者への支払いが滞っている場合には、現場もストップしていますので、「現場見学会」をやっている余裕がなかったりします。会社の健全性を確かめる意味でも、現場状況は見ておいた方が良いですね。

 

3.長期優良住宅制度を利用出来る

構造や断熱の最低限のスペックを、耐震等級2以上、断熱等性能等級4(2020年基準)と考えるのであれば、長期優良住宅制度の認定をとれる仕様であれば、クリア出来ます。認定をとらない場合でも、スペックは長期優良住宅仕様にした方が、安心です。普通にクリアできる会社から選ぶと良いですね。

 

 

建築会社のリサーチ方法

ここでは具体的に、建築会社のリサーチ方法を紹介しますね。

 

1.雑誌で調べる

「SUUMO 注文住宅 東京で建てる」など、工務店やハウスメーカーが、ずらーっと紹介されている雑誌は、安価で施工写真も豊富、ページレイアウトが決まっているのでわかりやすいのが魅力です。まずは写真や文章で気になる建築会社に付箋をつけたら、以下の項目もチェックしましょう。

a.会社概要

従業員数や資本金、施工棟数などで、会社の規模が把握出来ます。
また、建築士事務所登録されているかで、自社設計か外注かが、わかります。設計が外注の場合は、どこまで設計者として関わるのか、確認しましょう。外注設計者と工務店の連携が出来ていないと、「言った、言わない」というトラブルの原因になります。
ここでも「窓口はどこか」という視点を持ってください。

b.アフター・保障

定期点検の回数が確認出来ます。家は建てた後の対応も大事です。「瑕疵担保保険」「地盤保障」は通常、どこでも入る保障ですので、それしか記載がない場合は、確認をした方が良いですね。

c.価格の目安

坪単価が記載されていますが、坪単価表記の基準が統一されてないので、単なる目安と考えてください。

d.ホームページ

HPのURLが記載されている場合は、こちらも確認しましょう。雑誌とHPの印象があまりに違う、ということも、たまにあります。雑誌の掲載写真は、建築家と建てたモダンな家だけど、普段は普通の家を建てている、ということもありますので、HPの施工事例も確認しましょう。

 

2.検索エンジンで調べる

グーグルなどの検索エンジンを使って調べる場合は、まず
「地名 工務店 比較」
「地名 ハウスメーカー 断熱」
など、2,3のキーワードを入れて検索してみましょう。そこでヒットしたサイトを上位順に見ていく感じです。施工写真も大事ですが、会社のこだわりや企業姿勢、スタッフ紹介など、どういう家づくりを目指しているのか、がわかる会社は信頼出来ます。

 

3.比較サイトを利用する

大手ハウスメーカーの場合は、メーカーを比較したサイトが数多く存在します。最近は、「ハウスメーカーランキング」と言いながら、特定のメーカーに誘導するサイトがあったりするので注意が必要なのですが、そのメーカーの特徴をつかむには使えます。おすすめは、一級建築士が監修を行っている『有名ハウスメーカー&工務店300社比較』です。

 

4.住宅展示場

展示場も重要な情報源です。ある程度、会社の下調べをし、質問なども考えてから行くようにすると、短時間で多くのことをしることが出来ます。しっかりと話を聞く場合は、一日2,3社が限度だと思います。
また名前や住所は、最初は書かない方が良いでしょう。名前や住所を書いたアンケートを渡した相手が、営業担当、ってことで決まってしまいます。ハウスメーカーは営業がすべて、と言われますから、信用できそうな相手にしか個人情報は渡さないようにしましょう。

 

5.新聞の折り込みチラシ

地元の工務店の完成見学会などは、チラシで知ることが多いかもしれません。こちらも、現地に行く前にHPをチェックしましょう。

6.口コミ

もし、友人や知り合いが建てた家をとても気に入ったのであれば、建築会社を紹介してもらう、というのは、とても良いやり方です。
実は、この方法は、客にも建築会社にもメリットがあります。

まず、施主にとっては、

■施主OBの生の声を根掘り葉掘り聞ける。
■実際にお泊りなどもお願いすれば可能。
■信頼出来る営業マンを紹介してもらえる。
■紹介なのだから、と値引きも期待出来る。

建築会社にとっては、
■有望客になるのでしっかり提案出来る
■施主OBからも、お勧めしてもらえる
■営業経費がかからない

 

誰でも、契約になるかわからない客よりは、確実な客の方に力をいれますよね。
私も何度か、紹介での施主を担当しましたが、「施主OBの紹介だから、より気をつけなければ」という風には、正直思います。1度紹介があれば、2度3度と期待出来るからです。

ただ、紹介してもらうと、後で断るのも難しくなるので、あらかじめ、施主OBの話し聞き、HPで調べるなどはしてくださいね。

 

7.ハウスメーカーの紹介サービスを利用する

時間がない場合には、ハウスメーカーの紹介サービスを利用しても良いですね。
条件を指定すれば、近所のハウスメーカーや工務店を紹介してくれます。また、そこから紹介される会社は『相見積もり』であることを知っていますから、変に気を遣う必要もありません。
家づくりの最初の段階で、相場観を確認する意味でも良いかと思います。

こちらに詳しく紹介されています。

 

出典:初めて家を建てる! (船渡 亮著)

5ステップで理想の建築会社を選ぶ方法

建築会社の候補がいくつか絞れましたら、実際に会社選びをしていきます。5ステップで理想の建築会社を選ぶ方法を教えますね。

 

1.提案をもらう会社は3社に絞ろう

プラン提案や見積もり依頼は、5社、6社とやってしまうと、休日の打ち合わせが大変なことになってしまいます。以前、ご相談いただいた方も、5社同時に打ち合わせを進めたため、週末は全て、商談で潰れてしまったそうです。ので、リサーチの段階で3社程度に絞りましょう。

 

2.プラン依頼しよう

3社に絞った段階で、各社にプラン依頼をしましょう。依頼から提案までは、およそ2週間かかります。

プラン依頼は、要望事項を紙にまとめて渡すようにしてください。口頭での指示ですと、会社によって違うことを言ってしまったり、言い忘れがあったりするので、後で比較することが難しくなります。

また、間取りについては、LDKは18畳欲しい、など、具体的な面積などは言わない方が良いです。理由は具体的な数字を言ってしまうと、それに合わせる間取りになってしまい、提案の幅が狭くなってしまうからです。それよりも、開放的なLDKにしてほしい、とか、洗濯は部屋干し中心など、こんな暮らしがしたい、という話をしましょう。

同じ理由で、設計者から提案が欲しい場合は、自分で描いた間取りを建築会社に渡すのもやめましょう。渡した時点で、それ以上の案は出てこない、と思った方が良いです。

私も設計者なので、施主から手書きの間取り図を渡される経験がありますが、やりにくいなあ、と毎回思います。理由は二つあります。

ひとつは、もしそれが根本的にイマイチな案の場合でも、施主の手前、「ダメですね」と切り捨てることが出来ないからです。結果、施主が考えた案をブラッシュアップしたものと、自分の案の二つを提案し、「イマイチ」であることを納得してもらう必要があります。

もうひとつは、優先順位がわからないことです。言葉で要望を頂く場合は、その話し方などから優先順位をなんとなく察することが出来ますが、間取りの場合は、それがわかりません。まあ、考えようによっては、間取り、という形で要望を頂いているので、その間取り通り作ることが最も優先順位が高い、という解釈になり、結果、頂いた間取りのままの家が出来ることになります。

プランを依頼して、提案してもらう、というのは、どの建築会社を選ぶか、を決める大事な材料になりますので、しっかり提案をしてもらうようにしましょう。

 

3.見積もり依頼をしよう

プランが出来あがってきたら、見積もりも出してもらいましょう。時間があまりない時は、プラン依頼と同時に見積もりも依頼します。

見積もりは必ず、本体工事の他に、オプションや諸費用も含んだ家づくりにかかる総額で提案してもらいます。

採用したいキッチンや浴室が決まっている場合は、メーカーのショウルームに行って商品を選び、見積もりも作ってもらいましょう。一般の方でも、ショールームでは普通に見積もりは作ってくれます。その見積もり書を渡せば、建築会社も見積もりをとることが出来ます。特別、住宅設備にこだわりがない場合は、とりあえず建築会社の標準品を入れてもらいます。

 

4.プラン・見積もりを比較しよう

プラン、見積もりの提案を受けるときは、依頼した内容が組み込まれているか、確認していきます。もし、入ってない場合は、その理由も聞きましょう。

見積もりの書式は、だいたい以下の2つのタイプになります。

1.全ての項目が細かく記載されている
2.基本仕様(坪単価)に、オプション

どちらでも、仕様が明確に分かれば、オッケーです。各社、プランと見積もりが出たら、早速、見積もり比較表に記入しましょう。見積もりは細かく比較しても、各社それぞれ出し方が違うのであまり意味がありません。見積もりは、総額と、そこに含まれる仕様で比較します。

比較表に記入するときに、見積もり書や図面から仕様が読み取れない場合は、建築会社に確認してください。もし、希望の仕様になっていない場合は、建築会社に見積もりを調整してもらいましょう。

また、ここでいう「総額」とは、諸経費も含むものです。会社により、エアコンが本体工事に入っていたり、サービスだったり、別途扱いだったりしますから、それら全てが入っている状態の見積もりを作ってもらいます。

各社のグレードがそろった時点で、やっと見積もりが比較できます。このやりとりを通して、営業担当の対応がしっかりしているか、スピーディーか、もみてください。家づくりの相棒として問題ないか、を冷静に判断することも大切ですね。

 

5.建築会社を1社に決定する

1から4で、ある程度、建築会社を客観的に比較はすることが出来たと思います。見積もりや提案力などで、圧倒的に良い会社があるのなら、それほど迷わないかと思いますが、微妙な差だった場合はどうすれば良いでしょうか?

その場合は、営業担当者や設計担当者の好き嫌いで決めるしかないと思います。つまり、一緒に家づくりをしたい!と思える人がいるかどうか、ですね。

この人だったら、多少、何か失敗しても許せる、というくらいの人であれば、一番良いですね。まあ、失敗してほしくはないとは思いますが、人間的に好きなので許せる、というのは結構大事かと思います。

担当者はイマイチだけど、その上司が信頼出来るので契約する、という場合もあります。上司がしっかり担当者をサポートしてくれるなら良いですが、契約したら後は担当者まかせ、というパターンもあります。また上司が全てをチェックできるわけでもないので、担当者自身を信頼できるか?という見極めをしっかりするようにしましょう。

出典:注文住宅の8つの難題 (船渡 亮著)

 

会社選びには、施主も勉強が必要

ここまで会社選びの方法について話てきましたが、自分達にあった会社を選ぶには施主自身もバランスよく知識を得るが必要です。

かえるけんちく相談所では、今回、紹介した電子書籍『注文住宅の8つの難題』をテキストにした20日間の無料メルマガ講座を配信しています。

メルマガ読者になると、上記講座の他に、『注文住宅の8つの難題(特別編集版)』など家づくり本のプレゼントや企画への参加など様々な特典があります。

2013年から配信されており6000人が参加しているメルマガ講座です。下記からご参加くださいね。

シェアお願いします!

ABOUT US

akira
家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。 一級建築士 / インテリアコーディネーター