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【間取り診断事例紹介】吹き抜けで、暗いリビングに光を入れる方法

こんにちは!一級建築士で家づくりコンサルタントの船渡です。

間取り相談事例に学ぶ家づくりシリーズ、3回目は「ともさん」の事例です。

え、そんなシリーズあったっけ?という方は、こちらの記事を読んでみてくださいね。

室内物干しで、片付楽チン、全室東南向きの家 〜間取り相談事例に学ぶ家づくり①

使いにくいシューズクロークはこれだ!使いやすい改善案も紹介~間取り相談事例に学ぶ家づくり②〜

今回は、8月に「プレミアム動画間取り診断」をおこなった「ともさん」を事例を紹介します。

家族構成:夫(会社員)、妻(パート)、息子(幼稚園3才)、義父(77才無職)
工法:2×4工法 (大手ハウスメーカー)

某大手2×4の住宅メーカーで計画している「ともさん」ですが、
南東向きの間口の敷地は、3方を住宅に囲まれて陽当たりを確保するのが難しい状況でした。
また1階のリビングを十分な広さを確保したいけど、総2階にしようとすると、2階の部屋が必要以上に大きくなってしまう、
というのが悩みでした。

 

 

いくつかのアイディアを提案させていただいたのですが、今回取り上げるのが、「吹き抜けを使った光の取入れ方」です。

上記のプランのように、1階のリビングはちょっと狭い感じです。
玄関を開けると、ソファが目の前にあり、TVの前を通って、ダイニングに行かなければならない感じですね。
リビングを広くすると必然的に2階も広くなるのですが、そこまで広さや部屋数は必要ない、というわけです。

また、陽当たりも気になるところです。
1階は道路の面しており、駐車場もありますので暗いということはないのですが、もう少し光が入った方が開放的にできます。
また、周りは2階建てばかりなので、2階部分はある程度、光が入ることが予想されます。

そのため今回は、2階のあまった部分を利用し吹き抜けを設けて、そこから光を取り込む、という提案をいたしました。
気密性の低い住宅の場合は、吹き抜けは提案しないのですが、今回は2×4なので、ある程度は期待できます。
また、暖房効率も考慮して、吹き抜けの大きさは限定的にしています。

詳しくは動画で解説していますが、パースで見るとこんな感じです。
10分くらいで書いているパースなのでざっくりした感じではありますが、
(あと梁の表現が抜けていますが、、、)
こんなパースでもあるだけで空間の理解に役立ちますよね。

右側は道路側なんですが、そこに吹き抜けを設けて、東南からの光を入れています。
正面は南西側で、スタディーコーナーの上から光が入るようにして、暗くなりがちなダイニング廻りを明るくしています。

これらは、子供部屋と寝室の改善提案例ですね。
動画の中では、これらの改善提案の他に、家族の暮らし方を中心に診断を行っています。
ちょっと長いですが、「ともさん」の了承を頂きましたので、動画を公開いたします。

 

最後に「ともさん」からの「プレミアム動画間取り診断」の感想を紹介します。

「依頼した問題にお答えいただいた他、日照や通風、現在の生活動線から未来の使い勝手に至るまで、ありとあらゆる面から検討してくださいました。
ですのでボリュームがかなりあります。それだけでも驚きだったのですが、そのご説明が素人でもわかりやすくかつ納得できる丁寧なもので大変素晴らしい内容でした。
私達では気がつかなかった点も幾つかご指摘いただいたので、主人と「お願いして良かったね」と話しております。ありがとうございました。」

これまで、公開OKしてくれた方はたくさんいらっしゃいますので、徐々にブログで紹介していきますね。
お楽しみに!

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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