こんにちは!一級建築士で家づくりコンサルタントの船渡です。
本日から新シリーズ、『間取り相談事例に学ぶ家づくり』をスタートさせます。間取り診断や家づくりの相談頂いた事例をわかりやすく解説し、皆んなにシェアする、というものです。
第一回目は、かえるけんちく相談所の、プレミアム動画間取り診断に参加頂いた、はえみ様の間取り事例を紹介します。
(事例紹介は、許可をとっています)
子供が小さい時は一階で寝ます
北海道に住む2歳と1歳のお子さんのいる30代の主婦 はえみ様からの相談です。 気になっている点は、 ・リビングから見えない場所に部屋干しをしたい。でもしっかり乾くか心配 ・家事動線を良くしたい ・片付けやすい場所に適度の収納が欲しい ・正直、あんまり間取りを気に入ってない
などです。
また、子供が小さいときは、家族4人で1階の洋室で寝る、とのこと。 この季節は、子供のぬくもりって嬉しいですよねー。 まだ、お子さんが小さいから尚更です。 (うちはデカくなりすぎて、ちょっと厳しいですが、、、)
では、今回の間取り診断で重要となった3つのポイントについて話しますね。
POINT1 室内物干し場所はどこが良い?
↑現状の間取り
頂いた図面では、浴室の北側に廊下状のスペースがあります。ここが室内物干しになる予定ですが、狭くて干しにくそうです。また、そこまでが動線になるため、無駄なスペースが出来てしまいます。
そのため、上記のように洗面脱衣スペースがかなり広いので、機能を整理して、洗濯機の上に室内物干しを置くように提案しました。また、洗濯物を隠したい場合のために、3枚のスクリーンパーテーションを洗濯機前に設置する提案もしています。
スクリーンパーテーションとは、下の写真のような引戸です。
洗濯片付けを楽にするファミリークローゼット
家事や片付けを楽に、というご要望がありましたので、ファミリークローゼットを提案いたしました。広すぎる玄関を少しコンパクトにし、2畳分の収納としています。
・ファミリークローゼットで着替えてから出かける
・帰宅時は、ファミリークローゼットで上着を抜いで、洗面所で手洗いうがいをして、LDKに入る、
という動線になります。
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全室南東向きの家
現状は、北東側が1.82m分欠けていて、南東は2部屋しかとれなかったのですが、3部屋南東にするために、子供部屋の収納は共有の納戸(ファミリークローゼット)を追加し、通常のクローゼットをなくしています。
北側斜線のために、一部、欠ける感じだったらしいのですが、上記のように一部だけ斜めにするだけで、全部屋南東向きが実現しました。 はえみ様は北側が欠けることがデザイン的に気にされているのですが、その場合のデザインの処理の方法なども、アドバイスしました。
はえみ様からの感想の抜粋
「動画診断ありがとうございましたm(_ _)m 大変期待しておりワックワクしながら見させて頂きました!すごく楽しかったです(^ ^)
間取りだけでなく家具の配置もしっかり考えます! あと、先生の間取り気に入りました! ファミリークロゼットいいですね!」
はえみ様が参加したのは、プレミアム動画間取り診断です。実際の診断や提案では、上記以外にも様々な話をしています。
では!
参考動画
実際に、はえみ様に納品した、プレミアム動画間取り診断の動画をシェアしますね。