~新築住宅のコストダウン 7~
こんにちは、アキラです。
コストダウンシリーズもいよいよ最終回です。
さて、最終回は、「火災保険金額を削減する」です。
実は、こちらのサイトに火災保険について、 わかりやすく、おもろく書いてらっしゃったので、 紹介しますね。
で、こちらで書かれてる方法以外で、 建築的に火災保険を安くする方法があります。
それは戸建住宅の防火性能を向上させることです。
火災保険の建物の構造級別は次の3種類あります。
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M構造 マンション、耐火建築物などの共同住宅
T構造 コンクリート造、鉄骨造、耐火、準耐火構造、省令準耐火建築物
H構造 上記以外の建築物 (通常の木造住宅など)
保険料は、M構造 < T構造 <<<<<<H構造
という感じで、MとTは比較的近いのですが、Hになると、 かなり割高になります。
Mは、マンションですので関係ないですが、 T構造は、木造住宅でも下記の場合、該当します。
「耐火構造」
「準耐火構造」
「省令準耐火」
に当てはまる場合です。
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「耐火構造」とは、火災に強い構造の建物のことです。
建築基準法により、 防火地域に家を建てる場合は、「耐火構造」にしなければならない、
準防火地域でも、3階建て以上の場合は、「準耐火構造」にしなければならない、 など詳細にきめられています。
これらは確かに、火災に強くなって保険料は安くなりますが、 その分、コストアップになります。
ので、 通常の2階建ての木造住宅で火災保険を安くしたい場合は、 「省令準耐火仕様」にしてもらうことがお勧めです。
保険料は、30%~50% 割安になります、
H構造で50万の保険料が、T構造になると、30万になり、20万円お得になる、 という感じです。
この20万と、「省令準耐火仕様」にかかるコストを比較して、 お得であれば採用すれば良いのです。
でも、、、
実は、特に指定をしなくても、間違いなく 「省令準耐火仕様」に該当する住宅があるって知ってましたか?
それは、2×4(ツーバイフォー)住宅の場合です。
2×4住宅は、建物の構造上、 ファイヤーストップ材が壁の中にあるため、 1階の火が2階に行きにくく全焼しにくい、と考えられています。
2×4で考えてる方、ラッキーですね。
とは言え、 在来軸組工法でも、このファイヤーストップを設けることで、 省令準耐火仕様にすることは可能です。
建設会社に、確認した方がいいですね。
また確認申請が下りている場合は、 確認申請書の第4面の「耐火建築物」という項目に、
「耐火建築物」
「準耐火建築物(イ-1)」
「準耐火建築物(イ-2)」
「準耐火建築物(ロ-1)」
「準耐火建築物(ロ-2)」
「省令準耐火建物」
のいずれかがあれば、保険料は安くなりますので、 確認してみてください。
本日は以上になります。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは。
コストダウンシリーズは、これでひとまず最終回になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では!
新築住宅のコストダウン シリーズ