最近、無料メルマガ 「かえる家づくり \脱/ 初心者講座」の登録数、が、 昨年の倍くらいの勢いで増えています。
じつはメルマガの中で、あるオファーに答えていただくと、
1回だけ、無料相談を受けられる、ということもあり、 (私にしては)かなりの数の相談に日々、答えています。
その中で気になったのが、契約のこと。
「もう建築会社と契約済みなのですが、、、」
「来週、建築会社と契約します」
というような方が多いのですが、 お話を聞いてみますと、
「契約した内容」について、 理解している方が意外に少ないんですね。
「契約した内容」と言っても、難しい話ではなく、 単純に、
「契約した内容では、どういった仕様の家が建つのか?」
について、分かっていない、ということです。
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仕様書とは?
「仕様書」とは、
床にこの品番の無垢フローリングを使う、
壁は量産クロスで仕上げる
壁の断熱材は、高性能GW16Kで、90mm、
給湯器は、エコジョーズで、
外壁は、光触媒機能のあるサイディング
キッチンは、LIXILのリシェルの2550で食洗器付のこの仕様
といった、具体的にどんな材料を使うのか? について書かれた資料です。
これは、 「仕様書」という図面にまとめられている場合もありますし、
見積書に詳細に記載している場合、
商品のカラーコピーが添付している場合、
企画商品の場合は、標準仕様書、 などです。
あり得ない工務店
ある方は、今週末契約だというのに、 そのような資料がまったくない、ということでしたので、
営業からすぐに、もらうこと、 そして、そのような対応の工務店は、正直、あり得ない、
旨のお話をさせていただきました。
この「あり得ない」の意味は、道義的にあり得ない、という意味ではなく、
「いまどき、そんな契約をする工務店ってヤバくない?」 という意味での「あり得ない」です。
(でも実際には、結構存在するので、怖いのですが、、、)
結局、その方は、その工務店とは契約はせずに、 大手ハウスメーカーと契約する、との連絡を頂きました。
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契約時に大事なこと
契約時にすべきことは、いくつかあるのですが、 もっとも大事なのが、
「間取りと仕様が決まってから契約すること」
です。
なぜならば、契約してしまうと、 施主と建築会社の立場は逆転します。
施主の選択肢は、物凄く少なくなってしまうのです。
もちろん、納得した間取りと仕様ならば、
それ以上の選択肢は必要ないのですが、 これから決めたい、と施主は思っているのに、
「玄関ドアは、この2つからお選びできます」
「え、、、この2つだけ?マジ?」
という事態になりかねません。
選択肢が少ないことを了解していれば全然問題ないです。 ローコスト系の住宅メーカーはそうですよね。
要は、 どういう仕様の家が建つのか?
選択の幅はどこまであるのか?
を理解した上で契約していれば、良いのです。
専門家だから、ちゃんとしてくれるだろう、、、
とても良い営業だから大丈夫だろう、、、
これだけ色々やってくれてるから、契約してあげよう、、、
この考え方は、いい加減捨てましょう。
家づくりや住宅業界の知識がない情報弱者が、注文住宅を建ててはいけません。
時間と多少のお金をかければ、 いくらでも良質な情報が手に入る時代です。
そういう「ええ加減」な会社と契約してしまうのは、 施主の責任でもあるのです。
注文住宅を建てたい、と思うのであれば、 知識と情報を得ることに貪欲になってくださいね。
では!
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