~新築住宅のコストダウン1~
新築住宅のコストダウン シリーズ1回目です。
前回、新築住宅のコストダウンには、大きく7つの方法がある、 という話をしました。
今回から、順番に7つの方法を具体的に話していきますね。
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1.間取り・計画を調整する
ここで簡単な問題です。
同じ床面積で、平面形状が下記のA)~C)の家のうち、 もっとも安価に家が建てられるのはどれでしょうか?
A)長方形 4m×16m B)正方形 8m× 8m
考えましたか?
正解は、
B)正方形です。
これは、なんとなく直観でわかると思います。
では、理由はわかりますか?
表面積(壁面積)の違いですね。
実際の工事で、コストに関わるのは、 外壁工事、内装工事、断熱材、外部足場 です。
では、どれくらい違うでしょうか?
わかりやすいので、外壁工事で試算してみましょう。
正方形にするとどれだけコストダウンできるか?
まず、A)長方形、B)正方形の外周長さを求めます。
A) 4×2辺+16×2辺=40m B) 8×4辺=32m
これで高さを6mと設定した場合、辺の長さ × 高さが面積になりますので、
A) 40m × 6m =240㎡ B) 32m × 6m =192㎡
そして、外壁の工事費を仮に8000円/㎡とすると、
A) 240㎡ × 8000円/㎡ =192.0万円
B) 192㎡ × 8000円/㎡ =153.6万円
A)長方形に比べて、B)正方形は、
2割にあたる約40万のコストダウンになるのです!
外壁だけで、このコストの違いって結構、すごくないですか?
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正方形プランのメリットは?
実は、正方形(表面積が少ない)のプランは、 単にコストだけでなく、機能的なメリットが多いです。
1.断熱性能(Q値)をとりやすい。
2.気密性能(C値)をとりやすい。
3.構造的にも安定しやすい。
4.基礎、地盤工事も安価に済む
5.屋根もかけやすい。
様々な条件の中で正方形に作るのは難しい場合も多いのですが、 なるべく凸凹がなく、表面積を減らす間取りにすることが、 コストダウンにつながる、ことを、 頭に入れておくと良いでしょう。
コツは、外形を決めてから、中の間取りを決めることです。
部屋を組み合わせて間取りを作ろうとすると、どうしても、凸凹の平面になりますね。
外形を決めてから、中の間取りを検討する、とすれば、無駄が少なくなりますね。
次回は、相見積について話します。
では!
新築住宅のコストダウン シリーズ
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