今日は防犯から、手摺を考えます。
私は、以前それほど防犯意識が高くなく、 夏などは、
二階の窓を開けっ放しで出かけたりするのはしょっちゅうでした。
ある日、車の中に家と車の鍵を入れたままロックしてしまったことがあり、
合鍵を取るため、脚立でベランダに登り、自宅に侵入したことがあります。
運動音痴な私でも、ベランダには登れましたし、
植栽や隣地の影になり意外に外からも見えないことにも気付き、 ちょっと怖くなりました。
それ以降は、さすがに窓のクレセントは掛けるようにしています。
とは言え、二階に登るのは、一階よりも時間がかかります。
通常であれば、空き巣も1階から入る方がラクなはずです。
では、なぜ、空き巣がわざわざ、二階のベランダに侵入するのか、そのメリットを考えてみましょう。
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空き巣がベランダから侵入するメリット
1.一階よりも防犯上、手薄
私の自宅がまさにそうでしたね(苦笑)
防犯ガラスを設定する時も、一階のみ防犯ガラス、という場合が多いです。
2.侵入すれば、手摺で見えなくなり、時間をかけられる
空き巣は、入るのに3分、物色に5分と言われています。
その3分間、視線を気にせず作業が出来るのはメリットですね。
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防犯性の高い手摺とは?
手すりの防犯性を高くするには、以上の二つのメリットを、 なくせば良いことになりますね。
二つの対策が考えられます。
1)空き巣が侵入できない高さの手すりにする
通常、手すりの高さは、1.1~1.3M程度です。
これは、落下防止のため必要な寸法を取っているのですが、 外部から、侵入しやすい寸法でもあります。
この寸法を、上記の写真のように2.5~3.0Mと高くすることで、外部からの侵入が出来なくなります。
(まあ、この場合は手すりというよりは、スクリーンになりますが)
LIXILのコートラインなどの格子部材を使うと、可能です。
2)透過性のある手すりにする
これも重要ですね。
ガラスや格子の手すりにするなど、外から見えやすいようにすると、 隣地や道路から見えやすくなります。
プライバシーとの兼ね合いもありますが、防犯上は有効ですね。
手すりは、 外観や、中から見た雰囲気も大事なので、 一概に、防犯だけでは決められません。
また、色々なことも想定出来ますので、 手すりだけではなく、
開口部を防犯ガラスにする、防犯カメラを設置する、 などの合わせ技も必要になってきます。
あと、結構重要だと思うのが、近所づきあい。
隣に住んでる人がどんな人かわからないようですと、 空き巣が侵入しても、誰も気づかないですよね。
もっとも、お金がかからないけれど、効果は絶大ですので、 お隣さんとの関係は大事にしましょうね。
では!
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