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一級建築士が教えるマイホームの土地探しの注意点

マイホームを、注文住宅で建てたい!でも土地がない、、、

という場合は、当たり前ですが、土地探しが必要です。

土地に関する情報は、かなり複雑ですので、 有能な不動産屋の担当者から、説明を受ける必要があるのですが、

自分でも、ある程度理解出来た方が良いですよね。

今回は、難しい知識なしに、 ざっくりと、その土地や近隣の情報を、 理解する方法を紹介します。

 

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目次

不動産屋に確認する2つのこと

以下については、事前に不動産屋に確認しておきましょう。

 

1.土地は建築基準法上の道路に接していますか?

道路には、様々な種類がありますが、不動産屋からもらう図面には、道路、としか書いていない場合があります。

立派な道路に見えても、私道など、建築基準法上の道路ではない場合があります。

家を建てる土地は、原則、建築基準法上の道路に接している必要があるので、どの道路が建築基準法上の道路か、確認しましょう。

 

2.北側斜線や高度斜線がかかりますか?

第1種(2種)低層住居専用地域には、北側斜線という斜線制限がかかります。

敷地の北側隣地の日当たりを確保する為の法律なのですが、2階、3階は、大きく建てられない場合が出てきます。

高度斜線は、市や区が別途定めた北側斜線で、通常、北側斜線より厳しくなります。

北側が道路でなく、家と北側敷地境界線の距離が1m程度だと、三階建てを建てるのは難しいので、気をつけましょう。

>>北側斜線を無力化する方法

 

土地を見る

設計者が土地をみると、だいたい、どんな法規制があり、何が問題になりそうか?は、ザックリと想定できます。

まずは、土地の見方を話しますね。

 

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近隣を見る時のポイント

まずは、近隣にどんな建物が建っているか?確認します。二階しかないなら、それ以上建てるのは難しい地域です。

また、道路の縁石から塀が後退しているなら、土地の一部を道路にする必要がありかもしれません。

道路沿いに緑が多ければ、緑化する義務がある可能性があります、

これらは、不動産屋さんに聞けばわかるのですが、みた感覚で掴むことは、どんな家が建つのか、イメージがつきやすくなります。

そして隣地の建物や窓の位置、建て替える可能性があるか?なども見ておきましょう。

 

計画敷地を見る時のポイント

1.道路の接し方

不動産屋さんから聞いた建築基準法上の道路か?の情報を元に、接道状況を、確認しましょう。

道路に接しているのに、そちらには塀が建っていて、出入りできない、という場合は、建築基準法上の道路ではない可能性があります。

2.敷地境界線

境界杭を確認しましょう。 そして、杭の内側(敷地)には、何が含まれているかを確認してください。

もし、今にも倒れそうな塀が敷地内にある場合、その撤去費用があなたの負担になる可能性がありますので、気をつけましょう。

3.高低差

道路と敷地、そして敷地と隣地との高低差を確認しましょう。

高低差がある場合は、土留めのためのブロックが必要になったり、基礎を、深く作る必要も出てきます。

4.古屋の状態

まだ古屋が建っている場合は、基礎の状態を確認してください。 ひび割れや、沈下してる場合は、地盤が悪い可能性があります。

5.電柱の位置

電柱がある場合は、駐車場の出入りに影響があるか、確認しましょう。

また、電柱の電灯の有無も確認します。

電柱が敷地内にある場合は、電力会社で敷地内であれば移動してくれます。

 

計画敷地を直ぐに見れない場合は

土地を直ぐには見に行けない場合、グーグルのストリートビューを活用しましょう。

私も実は活用してます。

あれを見るだけで、たくさんの情報を得ることが出来ますので、活用してください。

Google

 

近隣の地盤状況を確認する

地盤調査は、敷地購入後でないと、通常できません。ので、地盤改良が必要かがわかるのは、通常、契約後になります。

ただ、 地盤ネットでは、調査した地盤状況と、地盤改良の有無を確認できますので、近隣状況の確認は可能です。

スクリーンショット 2015-01-27 22.40.00

地盤ネット

青い●が改良工事不要、赤い▲が、改良工事必要です。

>>地名で地盤を調べる

 

近隣の建築中マンションなどを調べる

近隣でどのようなマンションやビルの計画が進行しているのか?

がわかると、 その町が今後、どのようになっていくかが、大まかにわかります。

土地の廻りを歩いたりするのも有効ですが、 ネットでも調べられます。

 

東京周辺・大阪・名古屋限定ですが、 お知らせ看板が出るようなマンション、ビル、商業施設の、 計画が、市区町村ごとにわかります。

ちなみに、下記は、私が住む相模原市を検索した結果です。

スクリーンショット 2015-01-27 22.43.02

K.D.B株式会社首都圏データバンク

これでざっくりと、 その土地や近隣の状況、地盤の良し悪しが分かるかと思います。

そのうえで、不動産屋さんと話すと、話すポイントも整理され、 より敷地について理解できるかと思います。

お試しください。

では!

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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