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完成事例紹介11:県民共済住宅で建てた2階リビング

間取りのセカンドオピニオンで一級建築士の船渡です。今回は、埼玉 県民共済住宅で、2階リビングを建てたKさんの完成事例を紹介します。

完成事例紹介

目次

家づくりのきっかけは?

Kさんは、2019年10月にプレミアム動画間取り診断に参加されました。

妻の妊娠をきっかけに、子どもが産まれるなら次は家か、という気軽な気持ちで家づくりを開始。

とりあえず展示場に足を運んでみて、最初に入ったハウスメーカーから未公開の土地を紹介され、

2〜3日悩んでから、土地購入を決断。

ただ、その住宅会社の見積もりが思ったよりも高額で予算オーバーとなったため、改めて、会社選びに本腰を入れます。

ハウスメーカーを20社めぐって、最終的に決めたのが、県民共済住宅です。

県民共済住宅を選んだ理由

Kさんが、県民共済住宅を選んだのは、金額の割にスペックが高い、というのが大きいそうです。

高スペックなのに、他社と同じ面積なら1000万円は違ったとのこと。

なにしろ、当時は、「坪31.8万円+消費税」 という安さでした。

※現在は値上げして、坪35.8万円

ここまで安くできるのは、

  • 利益を目指してない
  • 営業がいない
  • 制限が多い

というのが理由です。

私自身も、最初、県民共済住宅の診断を行った時は、その安さに衝撃を受けました。

間取り診断に参加した理由

Kさんが、間取り診断に参加したのは、

「県民共済住宅の場合自分たちで判断する場面が多く、第三者の意見が聞きたかった」

ことが理由です。

実は、県民共済住宅で建てる施主で、プレミアム動画間取り診断に参加される方は、すごく多いです。

2024年だけでも、20件以上の診断(8月まで)を行っています。

敷地診断(2020年1月)

プレミアム動画間取り診断は、4回の間取り診断がパッケージされています。

1回目の敷地診断では、主に日当りや、現状間取りの問題点についてのアドバイスをしています。

間取り診断(2020年2月)

間取り診断では、敷地診断を経て、ほぼ現状と同じ部屋割となったの診断を行いました。

間取りの問題点をお話した上で、複数の改善提案を行いました。

最も大きな改善ポイントは、2階リビングのキッチンと小上がりの和室の位置です。

キッチンが南側、子上がり和室が北側だったのですが、これだと、

・リビングに入ってからの開放感がない

・和室に快適さがない

といった問題があります。

そのため、こちらのように、キッチンと小上がり和室を反転することをオススメし、最終的に採用となりました。

間取り診断後、Kさんから、

・計画間取りで、どのように暮らせるかを理解できた

・玄関収納や小上がり和室などの改善提案がもらえた

・日当りを確認して計画できた

・クローゼットや本棚などの収納量の確認しながら計画できた

などのメリットを感じることができ、大変満足しているとの感想を頂いています。

完成写真

その後、最終診断や照明コンセント診断を経て、完成した間取りがこちらです。

こちら、玄関ですが、広くて収納力も豊富です。Kさんのご実家の玄関が広かったため、自宅でも広くすることは、こだわりだったようです。(引渡し前の写真)

こちらは、リビングです。

小上がりが空間的なアクセントになっていて、素敵ですね。

Kさんは、

「キッチンの向かいに小上がりを作ることで、子どもを遊ばせたり寝かせていても、キッチンから様子がわかるので安心」

と話されています。

また勾配天井を利用して、猫ちゃんのためのステップも設置されています。

Kさんの完成写真はこちらにもまとめられています。

お宅訪問(2024.04.13)

完成してから、3年経過した2024年4月に、Kさんのお宅を訪問できる機会を得ることができました。

写真も見せて頂いていたので、ある程度、雰囲気は分かっていましたが、小上がり和室がどんな感じに仕上がっているか?

楽しみでした。

2階に上がって、リビングを見せて頂いたのですが、そこで違和感が、、、

あれ、、、小上がり和室がない?

Kさんにお聞きすると、少し前に、リフォームしてフラットにしたとのことでした。

よく見ると、床に見切りの後が見えますね。

小上がり和室を撤去した理由は、

・子育てする上で、小上がり和室は使いにくかった。

・段差があるので、昼寝スペースとして使い難い

・食材などの収納スペースが欲しかった。

とのことです。

Kさんの場合、第一子の妊娠中に家づくりを始めたので、間取り検討中は「子育て」は未経験でした。

そのため、育児する上での「小上がり和室」の使い勝手を、完全には理解していなかった、ということです。

私も、間取り診断時に、しっかり説明すべきだったと反省しました。

ただ、奥様によると、

間取り診断時にアドバイスされても、やっていたとは思う」

とのことです。やはり、憧れがあると、やりたいとは思いますよね。

「小上がり和室」は、ある程度、広いリビングの一角にあるのであれば、空間のアクセントにもなるので問題ないです。

ただ、子供のためのスペースにするなら、フラットの方が無難です。

こちらに私が提案した2事例(完成事例02完成事例07)です。

リフォームは、相見積もりをとった結果、県民共済住宅が一番安かったので、30万円程度で撤去できたとのこと。

そこまで負担が大きくなかったのが、不幸中の幸いです。

また、小上がり和室の件はあるにせよ、暮らしてみて、とても快適、との感想を頂いています。

県民共済で建てる方へのアドバイス

Kさんから、県民共済住宅で建てる方へのアドバイスとして、いくつか情報を頂きました。

・県民の内部設計者の方が対応が良いらしい

・平日の打ち合わせが出来る場合は、内部の設計者になりやすい

(Kさんの場合は、平日だったため、社内)

・打ち合わせは月に一回くらい。郵送で図面が送られてくる。連絡は電話のみ。

・電話なので間違いがある

・標準品以外は、自分でショールームに行って見積もりをとる必要がある。ショールームは早めに行った方が良い

以上です。

Kさんは、県民共済住宅での家づくりを、ブログにまとめてくれています。

とても分かりやすくまとめらていますので、参考にしてみてください。

Kさん、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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