こんにちは、アキラです。
今日は、「材料を施主支給する」の後編です。
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施主支給しやすいものは?
前篇では、金額のはるフリーリングなどの支給について話しました。
今回は、普通に施主支給をお願い出来るものです。
だいたいこんな感じものが、支給可能です。
※工事が伴うものは、次回「別途工事」で話します。
水廻り系 <こだわりたい部分です>
ペーパーフォルダー、タオルかけ、タオルリング、手摺
家具系 <手軽に個性を出せるアイテム>
取っ手、つまみ
電気系 <コストダウンしたいならコレを責める>
照明(ダウンライト、建築化照明以外)、住宅用火災報知器、インターフォン、防犯カメラ
移設系 <思い出のあるものを新居にも>
既存の床柱、梁
外構系 <外観の印象が変わります>
ポスト、表札、外水栓
施主支給しやすいものの共通点
これらの共通点は何か、というと、
竣工に近い段階で設置できるもの
ですね。
設置してから現場で工事が続くような場合は、 傷などのリスクがあるので、現場としては避けたいです。
あと、コストダウンということよりも、 インターネットや、実店舗でのみ扱っているような商品は、 建設会社としても、施主支給にしてほしいはずです。
たとえば、水廻り系、家具系ですね。
建設会社側も、インターネットで400円で買った「取っ手」に、経費80円乗っけて、 見積もりを出す、というのも正直、面倒だからです。
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最もコスパの高い施主支給だが、、、
この中で、一番、コストダウンの効果が高そうなのが電気系です。
ただ、 照明を、ダウンライト、建築化照明(間接照明)を除く、と書いたのは、 次のふたつの理由からです。
1)照明器具の不具合の場合、保証期間内であれば製品は修理してもらえますが、取替え工事は自費になるので、それが施主負担になってしまう場合があります。
2)ダウンライト、建築化照明の計画は、照度計算をするなどのプランに手間がかかります。 自分で計画した場合は良いですが、あかりプランを提案してもらった後に、そのプランの器具を、全て支給にしたい、というのは、ちょっとズルい感じがしてあまりお勧めできません。
特に1)が施主にとっては問題で、インターフォンや防犯カメラも同じです。 壊れることはあまりないのですが、あった時は面倒です。
例としては、
インターフォンが使用できなくなった!
→配線が悪いのか、機器が悪いのかわからない
→配線の場合は工務店が点検してくれますが、機器の場合は施主が手配。
→どちらが悪いか、確認するのに電気屋さんを呼ぶ必要がある。
→電気屋さん分の費用はどっちが負担?
材工で建設会社の施工であれば、このような問題はありません。 建設会社の営業に電話するだけで済むのです。
こんな風に、支給する、ということは、 施主がリスクを負うことである、 というのは理解した方がいいですね。
それが面倒であれば、 工事がからむものの支給は避けて、 照明などは引掛けシーリングを付けてもらい、 引き渡し後に自分でつけるのが無難です。
< とは言え、家のメンテナンスの無料保証と、商品の製品保証は1,2年程度で、それ以降は電気屋さんを呼んで自費で修理になりますから、考え方によっては、 それほど違いはないとも、言えます >
ただ、防犯カメラに関しては、 ネットがかなり安いですし、 コーディネートもしてくれますので、 コストを抑えたいのであれば、採用はありだと思います。
特に、某防犯会社(ア〇ソック、〇コム)で提案される防犯カメラ(材工)は、 カメラ2台、HD、モニターで40~50万しますが、 インターネットで材料を支給すれば、半額程度ですみます。
防犯カメラについては、別の機会に詳しく書きたいと思います。
施主支給の注意点
最後に、共通の注意事項ですが、
施主支給ですと、商品を設置ギリギリまで選べるので、 設置位置も現場で決めればいいや、と思いがちですが、 下地を入れる必要がありますので、自由には設置できません。
石膏ボードを張った後に下地をいれるのは、 ボードをはがさなければならないのでとても手間がかかります。
もし、設置位置を迷ってる場合は、 広い範囲で下地を入れてもらいましょう。
次回は、いよいよ、別途工事について話しますね。
では、また!
新築住宅のコストダウン シリーズ
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