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ONREIのデメリットとは?~冷房も出来る床下空調システム3~

こんにちは

前回の記事では、ONREIの 床下空調の魅力を話しました。

同じ通常の全館空調システムと比べた場合の、 床下空調の魅力とは、

1.全室が床暖房になる快適さ

2.全館空調と床暖房を融合

3.ローコストである、

でしたね。

本日は、 デメリットの部分をはなしたいと思います。

 

1.室内機が床置きになってしまう

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床下空調システムは、 室内機で空気を集め、 空調して床下に送るシステムのため、 室内機は、床置きとなり、室内に露出してしまいます。この室内機をデザイン的にどうやって処理するか、が、 場合によっては難しくなります。通常は階段下に納めますが、 TVボードの横に設置するなど、 工夫が必要になってきます。

 

2.天井が下がってしまう

1階を床下空調にする場合は問題ないのですが、 2階も床下空調とする場合、 1階の天井懐が必要になってくるため、 1階天井が、 通常より20センチ近く下がってしまいます。

2階のみ、通常の全館空調のように、 小屋裏部分にダクトを通すことも出来るのですが、 その場合は、床下空調のメリットを生かし切れません。高さが十分にとれない場合は、 1階のみ床下空調で、 2階は個別のエアコン、という形が良いと思います。

以上、2点が、床下空調システム、 という特性上、クリアしなくてはいけない問題になります。

ランニングコストとしは、冬季で35~40坪で1万~1万5000円/月 程度。熱交換器の換気費用が2000円程度なので、 空調費以外で1万円程度かかるご家庭の場合は、 トータルで、2万~3万程度の電気料金が 必要、ということになります。

 

他に、工務店がしっかり施工しなければならない点としては、 基礎の清掃です。基礎部分を通して、 空調された空気を部屋全体に送るので、 基礎表面に木くずなどのゴミがあると、 綺麗な空気を循環させることが出来ません。施工時にしっかりと掃除する必要があります。

また、空調稼働後、 2週間くらいは、コンクリート臭さが出るそうです。こちらは、引き渡し2週間前から稼働させることで、 施主が住むときには問題ない、 という状態にする必要があります。

では!

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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