毎年6月は、建材メーカーの新作発表会が集中します。色々なメーカーさんから招待状を頂くので、スケジュール調整が大変なのですが、その中でも必ず、行くようにしているのが、アドヴァンです。
理由は、展示が面白いっていうのもあるのですが、一番は、ワインが貰えるから(笑)
しかも四時以降は、アルコールを飲みながら展示を見ることが出来るので、なかなか楽しかったりします。
今年もワイン目当てで(それだけじゃないですが)、足を運んだのですが、面白い建材を2つ見つけたので、二回に分けて紹介しますね。今回、紹介するのは、塩ビ素材の畳 アドニチ ホンタタミです。
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い草畳と、ダイケンの和紙畳
畳と言えば、い草の畳が真っ先に思い浮かびますよね?私の自宅の和室もい草の本畳を敷いています。
私はい草畳が大好きなのですが、日焼けして色が変わったり、カビやダニが出やすい、というデメリットがありました。
それらのデメリットをクリアした素材として登場したのが、大建工業の和紙畳です。和紙にコーティングを施した素材で、ダニやカビの心配がなく、耐久性もあり、日焼けもしません。
また、様々な色があるので、モダンな和室などにも使いやすいので、重宝します。 い草の香りがしない、というのが唯一のデメリットかな、と思います。
アドニチ ホンタタミ の素材は、ボロン
そんなわけで、これまで畳を選ぶ時は、い草か、和紙畳か、という二択で、施主の好みや生活スタイルによって選んでいたのですが、アドヴァンから発売されたアドニチ ホンタタミは、もう一つ、選択肢に加わりそうです。
アドニチ ホンタタミの素材は、ボロンです。
ボロンは、スウェーデンで1949年に創業されたフロア材のメーカーです。 スウェーデン伝統の「はぎれ織りカーペット」から、会社設立の発送が生まれました。 BOLONは、当初の原材料だった綿とナイロンの造語です。 やがて、全ての商品がビニル織りで製造されるようになり、世界で初めて「ビニル織物床シート」が誕生しました https://www.advan.co.jp/v2/bolon/
なるほど、ボロンはビニル素材なんですね。

ポール・スミス氏も絶賛するボロンは、 多彩なデザインがあり耐久性も高いため、商業施設での使用が多かったようなのですが、今回、畳にも使われることで住宅での採用も考えられるようになりました。
アドニチ ホンタタミの3つのおすすめポイント

実際に展示されていたものを写真にとってきました。 どうです、なかなかいい感じですよね?
アドニチ ホンタタミのお勧めポイントは3つあります。
耐久性が高い キャスター付きバッグでも安心の耐久性。 頻繁な表替えは不要。
メンテナンス性が高い 食べこぼしの掃除も簡単。

染み込まないため、ペット共生ホテルでの実績もあり。
ボロンの裏はこんな感じのシート状なので、染み込みようがないですね。
北欧デザイン 洋室にも和室にもマッチする魅力的なデザイン

逆に気を付けたいポイントとしては、
触ったときに、少しベトッとし、畳ほどの触り心地の良さはない、
ことです。 これは個人の感覚もあるので、サンプル確認した方が良いですね。
アドニチ ホンタタミは、どんな時に使える?
一番は、ホテルや旅館、スーパー銭湯などの温浴施設、などかな?と思います。
住宅では、以下のような場合に検討出来そうです。
介護が必要な高齢者用の方の寝室
介護が必要だったり、床が汚れる可能性のある高齢者向けの寝室だが、デザインや転倒時のことを考え、フローリングを使いたくないという場合は、最適です。
ペットが入っても大丈夫な和室
ペットがいるお宅の場合は、和室を小上がりにするなどして、ペットが入れないようにすることが多いですが、アドニチ ホンタタミなら、特に問題がありません。フローリングとフラットなタタミコーナーが実現します。
和テイストな洗面所
レアな要望ですが、洗面所を畳にしたい!というような場合も、アドニチ ホンタタミならいけそうです。
以上です。 いかがでしたでしょうか?
新しい素材なので、どのように使えるか?が具体的には見えにくいのですが、面白い素材ではありますね。
どっかで使えないかな?と色々妄想してしまいました。
採用した時には、報告しますね。
では!