我が家も、もう築10年を迎えまして、 さすがに畳のメンテナンスをしよう、ということになり、
来週、畳の裏返しをすることにしました。
一応、畳表(たたみおもて)をめくってみて使えそうだったら、裏返しをして対応し、 厳しいようなら、表替え、ということになります。
そういう機会もあり、せっかくなので、畳について、 そして、表替えや裏返しの費用についてお話します。
畳に関する用語
ここで、念のため、畳みの用語の説明をしますね。 以下の図をみてください。

畳表とは、表面のい草の部分を言います。
表替え、とは、この「畳表」を取り換えることを言います。
裏返し とは、この「畳表」をひっくり返して、付け直すことを言います。
どちらにしても、縁(ふち、へり)は、取り換えることになります。
この畳表は、「熊本県」が有名で、 中国産のい草に対抗すべく品種改良を行い、
高品質い草品種「ひのみどり」などのブランドい草を出荷しています。
畳床とは、畳の本体部分のことです。
最近は、この部分を発砲スチロール系の断熱材を入れてあるものが増えていますが、
(もう9割は、建材による畳床だそうです) 本来は、わらを圧縮して、作っています。
なんと40センチの厚みのわらを5センチまで圧縮して作るそうです。
それで、弾力性があって、座り心地が良いんですね。
ちなみに、私の自宅の畳は、「わら床」で、千葉県産のものだそうです。
近所の畳屋のおやじさんが言うには、わらは関東のものが良い、 とのこと。
(自宅は、神奈川県相模原市にあります)
わらがながくしっかりしており、38年くらい持つ!と断言されてました。
38年かあ、せっかくなら40年と言って欲しかったですが(笑)
畳表のランク
熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会が作った動画によると、
畳表のランクは、い草の長さによって決まるそうです。

上の写真のように、い草が長く、先端と根元を省いた中央の部分が長いほど、
高級品になる、とのことでた。
もっと知りたい方は、上の動画をどうぞ。
ちょっと長いですが、、、勉強になりますね。
畳みの畳替えと、裏返しの相場
費用ですが、地域によっても違うかとは思いますが、 参考までに掲載します。
裏返し 3,500円/畳(税抜)
※縁は指定品。6畳で半日程度の仕事。
表替え
下級品 5,500円~/畳
中級品 8,400円~/畳
上級品 10,800円~/畳
裏返しは、5年程度を目安にした方がいいようです。
私の家は、10年たってますので、ちと微妙、、、 ということで、裏返してから判断、ということになりそうです。
畳の縁は?
裏返しでも、表替えでも、畳みの縁は新調することになります。
で、畳屋さんから渡されたのは、この3種類。

いや、悪くはないけど(価格帯は、1300円/畳と、上位品です)、 あまりにトラディショナル過ぎて、、、
で、ネットで選ぶことになりそうです。
せっかくですしね。
畳み縁の大手メーカーの高田織物工業からいくつか、 ピックアップしてみました。
ルーミー

八千代

彩羽

まあ、色んな柄があります。
畳は、このようなメンテナンスは必要ですが、
ちょっとしたイメチェンが、低価格で出来るので、 結構楽しいです。
なんとかと、畳は新しい方がいい、って言いますが(笑)、
畳派のみなさん、4,5年経ったのであれば、裏返しか表替え時ですよ。
新しい畳で春を向かえてみてはいかがでしょうか?
では!
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