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土地の売買契約前に確認すべき7つの注意点

先日、かえる家づくりスクールの会員から、土地の契約前の確認事項についての質問があったので、 ブログ記事にしてみました。

これから土地を購入する、という場合には参考にしてくださいね。

 

 

1. 水道管の径や都市ガス管の有無 を確認

水道管は,30~40年前の古い家の場合は、13mmの径であることが多いです。 すると、同時に水道を使うような場合は、水量が足りずストレスを感じることがあります。

交換には、100万円前後の費用がかかりますので、どちらが負担するのか?の確認が必要です。

 

もし前面道路が私道の場合で水道交換が必要な場合には、私道の所有者の了解を得る必要がありますので、 それらの交渉を誰がやるのか?もしましょう。

 

最近の分譲地なら20mm は入っていますし、1戸建てならそれで充分です。

ただし、2世帯住宅のように、家族が多く、同時に水を使うような場合は、 25mmあれば、水圧が落ちる、ということはないかと思います。

 

2. 境界の確認をする

境界線の位置は、後々トラブルの元になります。

敷地境界が明確になっているのか?隣地の所有者との認識の相違はないのか? を確認してください。 境界標識(境界杭)がしっかり入っていたり、隣地の立ち合い印の測量図があると安心ですね。

 

3.更地渡しなのか?塀はどちらの所有か?

古家がある場合は、そのまま引き渡しなのか、更地渡しなのか? また、塀がある場合は、隣地の所有なのか、こちらのものなのか?も確認しましょう。

構造上問題があると建築士が判断した塀については、家を建てるときに撤去する必要が、 出てきます。撤去する費用は、通常、全額所有者の負担になります。 もし、高くて古い塀がある場合は、あらかじめ売主に撤去してもらった方が、 後後のトラブルは少なくなります。

 

4. 地中障害物の取り扱い

たまに、基礎を掘ってみたら障害物が出てきた、 その処理に何十万もかかる、ということがあります。

先日も「古い基礎が出てきてしまった、、、どうしたらよいか?」 という質問がありました。

ので、地中障害が出てきた場合、費用分担はどうようにするのか? は確認した方がよいですね。

 

5. 近隣の地盤改良の有無を確認する

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近隣がどのような地盤状況なのかは、あらかじめ調べておいた方が、 後々にかかる費用がわかります。

地盤ネットから、住所を入れるだけで、敷地の地盤状況を確認することができます。

地盤カルテ

 

6.白紙解除ができるか?

土地の売買代金にローンをあてる場合、そのローンを銀行から借りられなかった場合にはどうなるか? 契約を白紙解除できるのか、を確認しましょう。

 

7.売買契約の前に、重要事項説明を受ける

売買契約に先立って、土地建物取引主任者に、「重要事項説明」を受ける必要があります。 ただ当日に説明を受けたとしても、その時点で大きな問題がみつかった場合、 契約自体ができない可能であります。

ので、最近では、売買契約前に、重要事項説明を受ける、というのが増えているようです。

これなら、あらかじめ建築士などに相談して、問題がないかチェックを受けることもできますし、不利な契約内容ににいても知ることが出来、対策を考えることが出来るので、お勧めです。かえるけんちく相談所でも、総合的に土地診断を行っております。

以上です。

では!

 

 

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akira
家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。 一級建築士 / インテリアコーディネーター