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三階建てでも、老後が心配がなくなる四つの考え方

最近、3階建てを計画されている方からの間取りチェックの依頼がありありました。

その間取りをチェックしながら、老後について考えたことをまとめます。

 

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目次

3階建てだと、老後が心配?

3階建の場合、敷地の大きさや近隣状況から二階以上にLDKがあることが 多いです。

この時、車椅子になったり、足腰が弱くなったら、どうしたら良い?という心配する方がいます。

未来のことは、誰にもわかりませんが、幾つかのシナリオを想定することは出来ます。

ここでは、二階にLDKを設けることを前提で話しますね。

 

1.ホームエレベーターをつける

もっとも根本的な解決となるのが、ホームエレベーターを設置することです。

新築当初から設置することも出来ますが、将来、設置できるよう場所を開けて置くことは可能です。

 

当初は、吹き抜けや納戸などとし、将来、設置可能なように、構造や電気配線の検討をしておきます。

意外に間取りの制約は受けるので、計画当初から検討する必要はありますが、充分可能です。

設置費用は、材工で300~500万円あれば足りるでしょう。

 

2.一階に給排水管を設置しておく

一階がある程度の広さがあるなら、将来、キッチンやユニットバスを設置できるよう、給排水菅を用意しておきましょう。

この時の注意点は、設置した時の間取りも考えておくことです。

 

3階建てになると、構造計算も必要になり、簡単に壁をとることは、出来ません。

どの大きさのユニットバスとキッチンが入るか?などを検討した上で 、当初の間取りを決めます。

 

また、単純に水回りが設置できれば良いや、ではなく、自分が一階で住む場合に快適かどうか、も考えましょう。

不自由な体で、日当たりが悪い部屋で余生を過ごす、なんて嫌ですよね。

日当たりに関しては、吹き抜けを作れるように二階の床を計画することも可能です。

 

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3.老後はマンション暮らしにする

老後、両親はマンション暮らしになり、子供が家を建て替える、というパターンは多いです。

Towerhouse_1

 

都市型住宅の金字塔 塔の家を設計した、東たかみつさんは、老後、自宅である塔の家を娘さんに譲り、自分達は、別の場所に住むことになりました。

なんと五階建てのコンクリ打ち放しの家に、老後も住むのは、流石にキツイですよね。

 

私も実は、親の土地で建て替えており、両親はマンション暮らしです。

今、販売されているマンションも、20~30年後には、かなり値下がりしてるハズです。

自宅は子供に譲るなり、売却するなりして、老後はマンション暮らしをする。

そう決めておけば、老後の資金計画も立てやすい、かと思います。

 

4.介護施設に移る

老後、といっても、私の周りのおじいちゃん、おばあちゃんは、みな元気です。

80近くのおじいちゃんも、ゴルフやっていますからね。

未来はわかりませんが、動けるうちは、アクティブ活動し、動けなくなったら、介護施設にいく、と割り切ることも出来ます。

寝たきりになっても、家にいたい、と思っても、介護する方は大変ですからね。

 

老後に対する考え方は、この四つになるかと思います。

どれか、ひとつを選んでおく、というよりは、幾つかを想定しておく感じになりますね。

未来のことなので、費用も不透明ですし、そこに不安を感じる場合は、一階リビングが可能な土地選びをした方が良いと思います。

 

実は、私も二階リビングなので、この問題は考えました。

最終的には、4.介護施設に移る

で良いと考えています。

 

ただ、それまでは、快適に生活できるように、多少、足腰が弱くなっても大丈夫なように、間取りを考えています。

次回は、私の自宅を取り上げながら、老後も安心な3階建住宅の間取り、について、話します。

では!

>>老後も元気に暮らせる3階建住宅の間取りとは?

 

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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