こんにちは!
先日、錦糸町近くで開催されたLIXILの新商品提案会に行ってきました。
今回は、10以上の新商品の説明を受けたのですが、その中で一番、インパクトがあったのが、
高性能ハイブリッド窓 SAMOS X(サーモス X)と、ERSTER X(エルスターX)です。
とにかく、どちらの窓も、性能がとてつもなく良い。
詳しいスペックは、上記を見ていただくとして、今回、お話するのは、クリプトンガスについてです。
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クリプトンガスって何?
窓とガスって何の関係があるの?ってお思いの方もいらっしゃるかと思いますのでお話すると、ほとんどの窓は、今、ペアガラスになっています。
2枚のガラスの間に空気を入れて、その空気部分で断熱をする、という発想です。
これは、一般的なグラスウールなどの断熱材も同じです、断熱は空気でするものなのです。
トリプルガラスの断熱性が高いのも、沢山の空気をガラスの間に固定することが出来るからです。
じゃあ、単純に、ガラスとガラスの間をたくさん開ければいいじゃん、って思うかもしれませんが、幅を開けすぎると、空気が対流して動くようになってしまい、途端に断熱性能が下がります。(最大20mm程度が限界) ので、もう一枚、増やしてトリプルガラス、とかになるわけです。
空気ではなく、もっと断熱性の高いガスはないか?となって、注目されたのが、アルゴンガス。今では、一般的に使われています。
で、今回は、そのアルゴンガスよりも、高性能な「クリプトンガス」が採用されるようになりました。
クリプトンガスの熱伝導率は、アルゴンガスの約半分。その分、高性能な窓を作れるわけです。
クリプトンガスは、もともと、電球(クリプトンランプ)やレーザーに関連したもの(説明を読んだのですが意味が分からず、、、)で使われていたそうです。
ちなみに、ヘリウムガスを吸い込むと声が高くなるのは有名ですが、クリプトンガスの場合は、声が低くなるそうです。
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2020年に向けた今後の展開
上記の表(エクセルシャノンさんから拝借しました)でもわかるように、これまでの日本の窓は、ヨーロッパやアメリカ、あるいは中国に持っていっても「使えない」くらい低性能のものでした。
ちなみに、サーモスX のクリプトンガスバージョンは、上記の樹脂サッシ(トリプル)よりも高性能。ヨーロッパのどの地域でも使えます。
(サーモスXは、アルゴンガス入りと、クリプトンガスいりの二つのバージョンがあります)
ですが、ここでLIXILという巨大なメーカーが、高性能窓を出すことで、一気にボトムアップが進むのでは?と期待しています。
防火窓も3月に発売
このサーモスxの防火窓(都市部の防火地域で使える窓)も、3月に発売される、ということで期待大です。
あとは、価格がどれだけ?という部分が気になりますね。
では!
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