こんにちは
前回の記事では、ONREIの 床下空調の魅力を話しました。
同じ通常の全館空調システムと比べた場合の、 床下空調の魅力とは、
1.全室が床暖房になる快適さ
2.全館空調と床暖房を融合
3.ローコストである、
でしたね。
本日は、 デメリットの部分をはなしたいと思います。
1.室内機が床置きになってしまう
床下空調システムは、 室内機で空気を集め、 空調して床下に送るシステムのため、 室内機は、床置きとなり、室内に露出してしまいます。この室内機をデザイン的にどうやって処理するか、が、 場合によっては難しくなります。通常は階段下に納めますが、 TVボードの横に設置するなど、 工夫が必要になってきます。
2.天井が下がってしまう
1階を床下空調にする場合は問題ないのですが、 2階も床下空調とする場合、 1階の天井懐が必要になってくるため、 1階天井が、 通常より20センチ近く下がってしまいます。
2階のみ、通常の全館空調のように、 小屋裏部分にダクトを通すことも出来るのですが、 その場合は、床下空調のメリットを生かし切れません。高さが十分にとれない場合は、 1階のみ床下空調で、 2階は個別のエアコン、という形が良いと思います。
以上、2点が、床下空調システム、 という特性上、クリアしなくてはいけない問題になります。
ランニングコストとしは、冬季で35~40坪で1万~1万5000円/月 程度。熱交換器の換気費用が2000円程度なので、 空調費以外で1万円程度かかるご家庭の場合は、 トータルで、2万~3万程度の電気料金が 必要、ということになります。
他に、工務店がしっかり施工しなければならない点としては、 基礎の清掃です。基礎部分を通して、 空調された空気を部屋全体に送るので、 基礎表面に木くずなどのゴミがあると、 綺麗な空気を循環させることが出来ません。施工時にしっかりと掃除する必要があります。
また、空調稼働後、 2週間くらいは、コンクリート臭さが出るそうです。こちらは、引き渡し2週間前から稼働させることで、 施主が住むときには問題ない、 という状態にする必要があります。
では!
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