コストダウンシリーズ 本日は、第2回目の「相見積をする」です。
施主が相見積もりをするときは?
施主が初めて「相見積」をするのは、 ハウスメーカーや工務店を決める時ですね。
希望を言って、プランを提案してもらい、見積もりをもらう。
それらを総合的に見て、請負契約を結ぶ会社を選ぶ。
こんな流れです。
でも、それ以降、施主は相見積をする機会はあまりありません。
業者内ではやるんですよ。
施主に提示している見積もり金額内に収まる業者を探したり、 出ている見積もりが妥当なのかを判断するために、 2社以上から見積もりをとることは、 よくあることです。
でも、そこで、金額より下がったところで、 施主へ出している見積もりが変わることはありません。
当たり前ですが、ビジネスである以上、 利益をだす必要があります。 利益を出せない会社は、生き残れませんので、 結果的に、施主に迷惑をかけてしまうことになります。
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契約時に金額が確定しない項目とは?
実は、契約時に金額が確定していない項目があります。 請負契約をされた方は、その説明を受けているはずです。
なんだと思います?
そうです、地盤改良工事ですね。
たいがい、契約時に、 「地盤改良工事の金額は、地盤調査を行ってからになります」 と言われると思います。
そして、金額について聞くと、 「だいたい100万円みておけば、、、」 という感じです。
で、地盤調査をした後に、 この方法でやります、という見積もりがひとつだけ出てきます。
「よかったですね、柱状改良工事で60万でできます」
「鋼管杭で100万かかります」
などなど。
施主としてはよくわからないので、 そういうものなのか、 専門家がそういうなら、必要なのね。 やっぱり地盤はしっかりしなきゃいけないしね。
で、納得してしまいます。
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地盤業界はダイエット業界に似ている
でも、実は、地盤改良工事ほど、 専門家によって言うことが違う工事って他にないんです。
地盤業界はダイエット業界に似ています。
酵素ダイエット
バナナダイエット
豆乳ダイエット
一日1食ダイエット
一日3食ダイエット etc
同じ目的なはずなのに、 様々なダイエット方法がありますよね。
そこまでとは言いませんが、 地盤改良工事も、かなりたくさんの工法があり、 金額もかなりバラバラです。
私が担当した物件では、同じ条件にも関わらず、 一番安価なのが、26万円、 一番高いのが、115万円ってのがありました。
業界の裏事情や、 具体的な交渉方法、 施主は何をしっておくべきか、 どの会社に見積もりをとってもらうか、などは、 ちょっとブログでは書きにくいので(苦笑)、有料講座で詳しく説明しています。
とりあえず、設計や営業担当には、
「地盤改良は3社の相見積をとって、 それぞれの見積もりや工法について説明をお願いします」
と依頼すれば、いいと思います。
ただハウスメーカーの場合は、自社で地盤改良工事をする場合も多く、 他では出来ません、という場合が多いです。
(契約後に後出しジャンケン的にださせる地盤改良工事は、 ハウスメーカーが大きく利益を出せる部分なんです)
工務店の場合は、対応できる場合が多いので、活用くださいね。
では!
新築住宅のコストダウン シリーズ
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