こんにちは。今日はお勧めの外壁左官材を紹介します。
外壁左官材料には、 有機質系と無機質系があります。有機質系の代表が、アイカのジョリパッドやマジックコート、 無機質系は、今回紹介するユニプラルSLやレーブなどです。
なぜ、無機質系の左官材を使うのか?
私が設計した住宅には、無機質系の左官材料を使うようにしていました。理由は、有機質系(樹脂がはいっている化学物質)は、 静電気を発生しやすく、汚れが付きやすいからです。 (親水性があり、汚れが落ちやすい商品もあります)
それに比較して、無機質系の左官材は、 汚れが付きにくいのです。また、自然素材を使っているため、 年月が経った時に「劣化」する、 というよりは「味わいが増す」のも魅力です。今回は、無機系外壁材の中でも多く採用している、 ゲーテハウスのユニプラル SLを紹介します。
ユニプラルSLの魅力とは?
ゲーテハウスは、 天然無機素材を使った外壁を責任施工する会社です。
社名の由来は、 詩人のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテに、 由来するのか、、、はわかりませんが、 20年前に始まったドイツの自然工学の考え方を中心とした、 物づくりをしています。さて、 私が考える、ユニプラル SLの魅力は、 以下になります。
1.メンテナンスしやすく汚れにくい
ガラス質の骨材を使用した天然素材なので、 静電気が起きにくく汚れが付きにくいのが最大のメリットです。
窓や笠木廻りが雨だれで汚れた場合も、 高圧洗浄や薬品洗浄による汚れ落としが可能です。
2.色落ち、色褪せがほとんどない。
無機顔料を使用しているので、 色落ち・色褪せがほとんどなく、 経過年数に合わせて、重厚な色合いに変化します。
3.色やテクスチャーが豊富
上記は、ユニプラルSLの色見本です。ブルーターコイズのような青色から、 オレンジ、ベージュ、ブラウン、そして白まで、 様々な色に対応しているのも魅力です。全て無機顔料なのですが、 意外にカラフルですよね。
4.目地がない
これは左官材には共通していますが、 サイディングにある目地がないのも魅力です。
5.様々な意匠に対応
名前からして、輸入住宅に似合いそうな外壁ですが、 シンプルなテクスチャーを選べば、モダンからナチュラルまで、対応ができます。
では、次回は、デメリットの部分をお知らせしますね。