今日は、エコカラット歴10年のアキラが、
昨年、新しく発売されたエコカラットプラスについて話します。
エコカラットを10年間使ってみて、、、
私が自宅を建てたのは、2004年です。
その当時、エコカラットは、まだまだ今ほどの市民権は得ておらず、 かなり新しい建材として注目されていました。
当時、INAX(現在のLIXIL)の新宿ショウルームには、 エコカラットのアピールコーナーがあり、
エコカラットが施工された部屋と、 ビニールクロスが施工された部屋を体験できました。
どちらにも入って、空気の質の違いを確認するのですが、 エコカラットの部屋の空気がキレイだったのに、驚いた記憶があります。
(どちらかというと、ビニールクロスの部屋の臭いがキツイかった、感じかな)
私自身も、ビニールクロスがあまり好きではなかったので、 壁や天井は、ほぼ珪藻土で仕上げ、部分的にエコカラットを採用しました。
その家に、10年住んでみましたが、、、 概ね、エコカラットには満足しています。
湿度も冬でも、50%程度をキープしています。 (ただ、湿度計って精度が良くないので、正しいかどうか疑問なのですが)
ただ、新築の場合、全てにエコカラットや珪藻土を施工してしまうと、 その違いが分かりにくい、というのが、難点かな、、、
ビニールクロスだけで仕上げた部屋を作れば分かりやすかったかも。
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エコカラットとは?
そもそもエコラットとは何?って話ですが、 「調湿」「ニオイ吸着」「VOC吸着」などの機能を備えた、タイルみたいなものです。
粘土鉱物のように微細な孔を持つ原料を焼成して作られます。
ジメジメした時は、孔の中に湿気を閉じ込め、 乾燥した時に吐き出すため、自然に調湿が出来ます。 (これは珪藻土も同じです)
また、 におい成分、VOCなどは、孔の中に吸着してしまいますので、 生活臭いやペット臭、シックハウス対策にもなります。
タイルのような意匠性があり、施工も簡単なため、 部分的に壁の仕上げを変える、「アクセントウォール」的に、 利用してもオシャレですね。
エコカラットのある部屋
デザインは、レンガ調、石調などさまざまにあります。
これは私のリビングに施工したものですが、 細かく凹凸のあるタイプは、 太陽の日差しが当たると様々な表情を見せてくれます。
10年たつと、珪藻土は比較的汚れてきましたが、 エコカラットはあまり気にならない程度です。
割れる、ということも今の所ありません。
こちらは、LIXILのHPから拝借した写真です。
エコカラットの施工条件
エコカラットは、水が直接かかる場所での施工はできません。
通常の居室やトイレ、洗面は問題ありませんが、屋外やお風呂は無理です。
また、部屋の大きさごとの推奨施工面積があります。
リビング 12畳 8~10㎡
寝室 8畳 5~7㎡
子供部屋 6畳 4~5㎡
洗面室 2畳 3~4㎡
トイレ 1畳 2~3㎡
エコカラットの施工面積は床面積の半分以上で効果があります。
エコカラットプラスに進化
このように高性能でデザイン性の高いエコカラットですが、
エコカラットプラスになって、何が変わったか? と言いますと、もっとも大きいのが、 汚れに対する強さです。
先ほども話たように、10年使ってみて、それほど汚れた感はないのですが、 ダイニングなどで施工した場合は、誤って汚してしまう可能性はありますよね。
下記は、エコカラットとの比較実験です。 (LIXIL の動画より)
上記写真は、お醤油がこぼれた時に、ふき取ったあとの写真ですが、 左のエコカラットに比べ、エコカラットプラスは汚れが残っていません。
また、給放湿量も、エコカラットの30%良くなったそうです。
先ほどの、施工面積では、床面積の1/4以上で効果が出る、とLIXILの営業さんは言っていました。
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価格は?
価格はデザインによっても違うのですが、 もっとも安価なもので比較すると、、、
「たけひご」という商品で比較すると、、、
5200円(エコカラット) ⇒ 6700円(プラス)
と約30%程度アップしています。(定価ベース)
性能アップ分、価格もアップした感じですね(笑) ただ、今後、普及してくれば価格も下がっていくのでは? と思います。
お勧め度合は?
リフォームなどでは、違いを実感しやすいのでお勧めです。
インテリアリフォーム会社でインテリアコーディネーターをされていた方と話したところ、
エコカラットを施工した部屋と、そうでない部屋では、 湿度や、涼しさ(湿度が下がると、涼しく感じます)が全然違った、とのこと。
同じく調湿性能のある珪藻土と比べても、、5~6倍の性能さがあるとのことなので、 機能性は高いといえます。
( これは、珪藻土よりも厚いことが主な理由かと思います)
また施工性が良く、クラックが入りにくいのも魅力です。
珪藻土は下地の状態によっては、クラックが入ってしまいますからね。
とはいえ、調湿については、ジメジメした梅雨が続けば、そのうちジメジメしてきますし、 乾燥した冬が続けば、湿度は下がります。
要は、水を含んだスポンジと同じなので、調湿には限度があります。
ので、 他の除湿や加湿の方法と組み合わせてみると、快適さを保つことが出来ると思います。
もし予算に余裕がありましたら、検討してみてくださいね。
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