「気密が必要な本当の理由」シリーズの最終回です。
これまでの記事を読んでない方には、 下記から順に読んでみてくださいね。
さてさて、では、気密についてまとめです。
いい知らせと、悪い知らせ
まずは、悪い知らせから。
色々と「気密」が必要な理由はわかったけれど、 なんだかんだ言っても、 今の住宅は気密がいいから大丈夫、 と考えている方も多いかと思います。
残念ながら、多くの日本の新築住宅は、 C値4.0以上のスカスカ住宅です。
次世代省エネ基準をクリアーしている、 認定長期優良住宅を取得している、 のは関係ありません。これらには、 断熱性の基準だけで、 気密の基準がないからです。
国交省は今後も、 明確な気密の基準は設ける予定はありません。
つまり、 普通に工務店やハウスメーカーに家を依頼したならば、
「隙間風があって、花粉やほこりが入り放題で、
寒くて換気もろくにできず、土台や柱が腐ってしまう家」
をあなたは手に入れることになります。
でも、良い知らもあります。
とは言え、 一部のハウスメーカーや工務店は、 気密の重要性を理解し、 高気密高断熱住宅を提供しています。気密の重要性を理解したあなたなら、、、
「快適で健康的に長持ちする家」
を手に入れることは、 それほど難しいことではないのです。
ご安心ください。
建築会社の選び方
本当の高気密高断熱を施工できる工務店の、 見分け方は簡単。
「長期優良住宅を取得し、 気密測定でC値2.0以下の家を作れますか?」
この質問に、躊躇なく、
と答えてくれたら取りあえず、 OK。
その中から、 あなたにあった建築会社を選べばよいのです。
いえいえ、それだと、建築会社の営業マンに、
「お客さん、東京で気密なんか、必要ないっすよ」って言われて、
「うーん、そうかも、、、」ってなってしまうのがオチです。
気密が必要な4つの理由
これ、しっかり理解しておいてくださいね。さて、気密シリーズはこれでおしまいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では!
PS ちなみに、このどことなく哀愁漂う表情のお兄さんは、「宮古まもる君」というそうです。