こんにちは!
私の自宅も竣工してから早12年。
竣工当時は随分先のことだと思っていたのですが、息子の高校受験を来年に控えて、とうとう子供部屋を分割すべき時がやってきました。
このブログの読者さんは、子供部屋を将来分割する間取りの新築を予定している方も多いかと思います。ので、今回は、 アキラが自腹をはたいて(当たり前か!)、業者選びから、部屋分割にかかる費用とか日数、問題点などを、ドキュメントしていきたいと思います。
また、他にも手を加える予定なので、そちらも包み隠さず公開しますね。
とはいえ、業者選びも始めたばかりなので、どうなるか、まったく見えていません(笑)
というかですね、ここだけの話、私、自宅の業者選びって初めての体験なんですよね。
仕事では、常に施主様から選ばれる側ですからね。
自宅は、所属していた建設会社で建てたし、何かあった時は、業者さんに直接電話してたので。選ぶ側に立つのは、今回は初めてです。
ので、読者の皆さんのためにも(恩着せがましい?)、一般の方が出来る方法でリフォーム会社選び、実際に契約し、施工、引き渡しまで、ドキュメントしたいと思います!
私もドキドキです!
[ad#ad01]会社選びまでの流れ
まずは、リフォーム会社選びの流れを紹介しますね。新築の場合とほぼ、同じ流れですね。
①リフォームの要望事項を紙にまとめる
↓
②リフォーム会社の候補を2、3社に選ぶ
↓
③リフォーム会社に連絡し、現場調査の日程を決める
↓ 一週間
④リフォーム会社による現場調査
↓ 二週間
⑤見積もり受け取り
↓
⑥比較・検討を行う
↓
⑦会社決定・契約
となります。
では、①〜⑦でポイントになる部分を解説しますね。
①リフォームの要望事項を紙にまとめる
最初にするのは、要望事項のまとめです。
口頭で担当者に伝えても良いのですが、会社によって言うことが違ってしまう可能性があります。
そのため、要望事項は最初にまとめて、同じ内容を各社に渡すようにしましょう。
内容は、
・予算
・リフォームの目的
・リフォームする場所
・場所ごとの工事内容
・工事の希望時期
となります。
また、図面があれば、図面に工事内容を書き込んでも良いですね。項目が沢山あるようなら、番号を振ってあげると、打ち合わせもしやすいかと思います。
ある程度、項目ごとに見積もりを出してもらう方が、予算調整の時に便利です。
一式いくら、ではなく、項目ごとに出してもらうように、先方に伝えましょう。
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②リフォーム会社の候補を2、3社に選ぶ
相見積もりをとる業者選びのポイントですが、二つあります。
1)自宅から車で30分以内に事務所がある
家から近い方が良い理由は、単純に対応が良くなるからです。工事中はまだ良いのですが、アフターメンテナンスなどは、近い方が断然、対応が良いです。
仮に会社から1時間かかる現場ですと、往復で2時間かかるので、アフターのためだけに出向くのは効率が悪いですし、担当者も1日の予定を調整する必要が出てきます。
10分の現場なら、タイミングにもよりますが、連絡したら即、来てくれる、なんてことも可能です。
リフォームの会社はそれこそ、星の数ほどありますので、わざわざ遠い業者にお願いする理由はありません。
デザイン提案が凄い、とか、防音工事のノウハウがあるとか、特殊な要望がある以外は、近場で選ぶことをお勧めします。
2)HPの実績が充実している
HPがしっかり作りこんでいて、施工実績が充実している会社を選びましょう。
HPがショボい、情報が少ない、という会社は、不動産屋からの紹介の仕事が中心の場合が多いです。メインの仕事が、アパートやマンションのリフォームとかになります。
ので、個人のリフォームに慣れてなく、提案力もない場合があります。そもそも、個人のはあまり、やりたくなかったりします。
また、実績が多い方が、提案力も高くなりますし、やれる工事の範囲も広くなります。
ただ、間取りを変えたいのに、実績は水廻りの設備の交換ばかり、では意味がないので、自分がやりたいリフォームの実績があるか?という視点で見ていきましょう。
概ね、1)と2)を満たしているところを、ピックアップして、見積もり依頼するようしましょう。
③リフォーム会社に連絡し、現場調査の日程を決める
この記事を書いている時点は、ここになります。各社に連絡をとり、日程調整をしているところです。
最初に会社の事務所に出向いて打ち合わせをしても良いのですが、 現地で話した方が圧倒的に内容を伝えやすいです。ので、自宅に来てもらいましょう。
日程調整のやりとりで、先方のレスポンスが悪い場合は、候補からはずしてしまいましょう。契約前で対応が悪いのは、やる気がないからです。
やる気のある会社とだけ、付き合いましょう。
・現調は、短期間で終わらせる
共働きなどで、自宅にいる日時が限られる場合は、一日で2、3社に会うことは可能です。
10:00〜
13:00〜
16:00〜
など、三時間ごとに時間設定すれば、一日で出来ますね。
各社、同じスケジュールで見積もり作成をしてもらった方が、こちらも予定を立てやすいし、先方にも結果を早く伝えることが出来ます。ので、現調は短期間で終わらせた方が良いですね。
会社とのやりとりは、メールもOK
共働き夫婦の場合、数社との日程調整などのやりとりを電話で行うのは難しいです。
私の場合も、私用の電話が出来る時間は限られます。そのような場合は、メールで日程調整等をしたい旨を最初に伝えましょう。
④リフォーム会社による現場調査
リフォーム会社の現場調査は、担当者との初顔合わせになります。知識や経験、人柄など、この人に任せて良いか?を、言い方悪いですが、値踏みしましょう。
同じことを数社に話すので、会社により話忘れが出て来ます。ので、必ず要望をまとめて、渡しましょう。
また、現調で、リフォーム会社からの提案があり、追加で見積もりが生じる場合は、各社に共有するようにしましょう。
全ての現調が終わった時点で、現調の内容を要望事項に落とし込み、各社にPDFで送れば間違いないですね。
⑤見積もり受け取り
見積もり期間は、内容にもよりますが、2,3週間はかかると考えてください。
各社共通の締切日を設けて、その日までに送ってもらうか、自宅に来て頂き説明を受けましょう。
見積もりのチェックポイントは、2つです。
1.要望事項は全て入っているか?
2.仕様がわかるか?
(品番記載されているか?またカタログの写しなどももらいましょう)
以上で、わからない部分があれば質問し、見積もりの落としがあるなら、修正見積もりを貰いましょう。
⑥比較・検討を行う 〜見積もり比較〜
各社見積もりが出揃いましたら、比較してみます。基本的には、総額の比較で良いと思います。
同じ仕様なのであれば、同じような金額になるはずなので、極端に高い、または、安い会社があるか、確認します。
特に、極端に安い、は注意が必要です。
外壁の塗り替え工事などの場合、塗装のグレードにより、価格はかなり違います。
将来のことを考えて、高いグレードで提案してくれた会社より、目先の利益のために低いグレードで提案した会社の方が、総額は安くなります。
その会社はなぜ、そのグレードの提案なのか?
を確認し、
自分はどの仕様(グレード)でお願いしたいのか?
を検討し、必要であれば、見積もりの修正をお願いしましょう。
⑥比較・検討を行う〜後悔しないためには〜
見積もりの総額は、検討の一要素に過ぎません。
担当者との相性や、信頼できるか、も重要です。
物品なら、価格コムなどで、最安値を探せば良いですが、住宅建築の場合は、どれだけ気持ちよくお願い出来るか?が大事になります。
現調から、見積もりまでの対応も考えて、検討するようにしましょう。
また、これは、異論はあるかもしれませんが、
比較検討して、自分が選んだ会社ですから、万が一、失敗があったとしても、
「その会社を選んだ自分に責任がある」
と考えることは、後悔しないためにも大事です。
全て他人の責任にし、愚痴が多い人は、後悔も多いです。全て自分の責任だと考え、愚痴を言わない人は、後悔も少ないです。
別に業者側を擁護するわけではないし、もちろん、失敗したら、手直しはさせるのですが、新築やリフォームの後悔の多くは、施主自身の考え方の問題である、ことは覚えておいてください。
⑦会社決定・契約
会社が決まりましたら、リフォーム会社にその旨を伝えましょう。選ばなかった会社にも、すぐにお断りする意志を伝えてください。現調や見積もりに時間を割いて頂いたことに対してのお礼も忘れずに伝えてくださいね。
工事契約ですが、契約書に添付される見積もり書ですが、これが「工事内容の全て」になります。
要望としては出したけど、見積もり落としがあった場合は、施工されない、ということもあり得ます。また、口頭でサービスします、など言ったことが現場に反映されてない、のも良くあることです。
「打ち合わせでやる、と言ったんだから、契約した金額内でやってください」
と、交渉出来る方なら良いですが(見積もりに入ってない分、お徳ではあります)、工事に入ってからモメるのは気持ち良くないですよね。
かといって、見積書を全てチェックするのは大変かと思いますので、これまでの打ち合わせ内容をまとめたものを二部用意して、議事録として、サインをし、お互い保管する、というのが良いです。
リフォーム会社側で議事録を作ってくれるなら(本来はそうあるべきです)、それをチェックして、内容が網羅されているか、確認しましょう。
以上が、リフォーム会社との契約までのざっくりした流れです。今後は、この流れに沿って、私も会社選定をして行きますので、その詳細はタイムリーにシェアしていきます。
次回は、①の「リフォーム内容をまとめる」を実際にやってみます。
お楽しみに!