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無印の新作 「縦の家」内覧会レポート5  スウェーデンドア編

今日も、縦の家のレポートです。これまでの、レポートを読んでない方は、下記から読んでみてくださいね。

無印良品の家について

内覧会レポート1

内覧会レポート2

内覧会レポート3

内覧会レポート4

さて、「縦の家」の注目アイテムは、以下の4つという話をしました。

1.充填断熱と外断熱

2.PEJの熱交換器付換気システム

3.ハニカムサーモスクリーン

4.ガデリウスのスウェーデンドア

 

今日は、4つ目の、ガデリウスのスウェーデンドアについて話します。

ガデリウス?と聞いてわかる人はあまり多くないと思います。 スウェーデンの商社なのですが、日本進出の歴史は古く、 1907年には、横浜に最初の日本支店を出しています。

ガデリウスの沿革

建設機械や、医療機器、印刷関係まで幅広く手がけていますが、 住宅業界にとっては、木製建具、木製窓、換気設備などが有名です。また最近は、プラスエナジーハウスという、 使用するエネルギーよりも大きなエネルギーを生み出す家の試みも行っています。

さて、 ガデリウスの営業の方とは、実はメル友?で、 彼もメルマガを配信していますので、お互いのメルマガを購読していて、 たまに意見を交換したりします。「縦の家」を見学した後、彼に、 「スウェーデンドア使われてましたね!」という話をしたら、 「とても好評をいただいております」という返信をいただきました。

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実は、私も、好きで良く使うんです、スウェーデンドア。防火設備でなければ、上のようにたくさんの種類があるのですが、 防火設備認定品の場合は、窓ガラスの入ってない、 表面にチーク材が張ってあるものだけになります。

防火設備認定品はこちら

私が見学した時の来場者にも、とても受けが良かったです。

「まあ、確かにかっこいいけど、断熱性ってどうなのよ?」

はい、そこが問題ですよね。

通常のアルミ玄関防火ドアのK2仕様(北海道・東北仕様)の熱貫流率は、 熱貫流率2.33W/m2・K以下

これに対して、スウェーデンドアは、 1.53W/㎡Kと、 50%以上も断熱性能が高いことがわかります。

これが、標準装備って、かなり良いですよね。さて、これら4つのアイテムなどは、 実際に断熱設計をしている方でないと思いつかない仕様だと思います。

じゃあ、誰が設計したのか、というと、 東北芸術工科大学の竹内昌義さん(みかんぐみ)と、馬場正尊さん(OPEN A)です。

特に、竹内昌義さんは、森みわさんと図解エコハウスという本(愛読書です)を、 書いてらっしゃるくらいなので、断熱設計にかなり詳しい方です。Q値をトップランナー基準にすべき、というのも、図解エコハウスの中で、 明記してますので、それを実践した形になっています。

なるほど、設計が理にかなっているわけです。

さて、5回にわたるレポートになってしまいましたが、 参考になりましたでしょうか?

なるべく、わかりやすく書いたつもりですが、 やはり基本的な「断熱気密住宅」に関する知識がないと、 わかりにくい部分もあったかもしれません。

このブログでは、高気密高断熱住宅について、わかりやすく解説していますので、よろしければご覧ください。また、「12日間で家づくりのすべてがわかる講座」では、家づくり全般について、詳しく説明しています。無料ですので是非登録してみてください。

では!

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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