アドヴァンの新作紹介の第二弾。 今回は、駐車場で使える大判タイルを紹介します。
>>第一弾は、ボロンのタタミ
駐車場の床仕上げの種類
駐車場の床仕上げをどうするか?は意外に難しい問題です。住宅の場合は、土間コンクリートにするのが通常ですが、以下のような仕上げをすることもあります。
スタンプ
コンクリート
インターロッキング
ピンコロ石
砂利 芝
割れ石
アスファルト
100〜150角タイル(駐車場可能なもの)
これらは、単独で使われることもありますが、多くは土間コンクリートと組み合わせて使います。
タイルは床仕上げとしては綺麗に仕上がって良いのですが、車の荷重の関係で150角程度の小さいタイルしか使えませんでした。
最近、タイルが大型化してるので、駐車場で使えるとカッコいいなと思っていたのですが、この度、アドヴァンから駐車場で使える大判タイルが発売されました。
駐車場でも大判タイルが可能になる
駐車場タイルの大判化でネックになるのが、割れや欠けです。通常の10mm程度のタイルですと、100~150角のタイルでないと、駐車場で使うことは難しい、というのが一般的な見解でした。
その常識を覆したのが今回、紹介するアドヴァンの大型タイルです。

タイルの厚さを、14mm、20mmと厚くし、一般的なタイルよりも90分間長くゆっくりストレスをかけずに焼成することで、反りが少なく、精度の高いタイルになったそうです。

タイルの厚さはこんな感じです。 写真だとわかりにくいですが、結構、違いますね。
加工することで、排水溝の蓋としても使用できます。 まあ、通常の住宅でココまでやることはないですが、地下ガレージがある場合には使えそうですね。


タイルのテクスチャーはこんな感じです。 最近流行りのクオーツサイト風のものや、木目の物などいくつか種類がありました。
アドヴァンが大型タイルにこだわる訳
今回の駐車場用タイルも含めて、アドヴァンが大型のタイルがとても多いです。 理由としては、アドヴァンがヨーロッパからタイルを輸入している、ということが挙げられます。
日本で作るタイルは、決まった型でタイルを焼く、というのが一般的です。 ので一般に、大きなタイルの方が価格は高くなります。
ですが、ヨーロッパの場合は、大きなタイルを作ってから、それをカットする、という方法をとっているので、小さいタイルの方が、カットの工賃が高くなり、価格も反映して高くなる、というのが一般的です。
実際、ヨーロッパでは、小さいタイルよりも、大判のタイルが流行しているそうですね。
さて、このタイル、12000円/㎡とちょっと高めなので、 (しかもアドヴァンは、NETの掛け率が0.8~0.9程度なので)予算的になかなか使いにくいのですが、玄関やアプローチと一緒に計画する時に、駐車場だけ別仕上げにする必要がなくなるので重宝するかもしれないですね。
個人的には、木目を使ってみたいですね。
では!