私は読売新聞をとっているのですが、 土曜日の朝は建売のチラシが沢山入ってきます。
(どの新聞でもそうですよね?)
職業柄、チラシにある間取りを眺めては、
これはいいなー、これは使いにくいなー、 とブツブツ言うのが習慣になっています。
その内容を、ブログにアップしよう!というのが、 この企画です。
この記事を読んでいくことで、 家づくりを考えている人が、 自然と間取りの見方が分かってくるといいなー、 というのが狙いです。
ので、 間取り自体を非難するようなものではありません。わかりやすいように、Good! とか、Bad!とか書いていますが、 これは、住む人の考え方にもよります。
「カエル」はそうい言うけど、私は良いと思う。というのは全然、アリです。
ではでは、いきましょう。
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今回の間取りは、これです。
みなさん、まずは自分で「良い点」「気になる点」を考えてみてくださいね。
カエルが考える、良い点、考えられている点
では、良い点からお話しますね。
Good 1 収納が多い
収納がたくさん欲しい!というのは、多くの方が思うことです。 最近の建売住宅もそこはすごく考えられています。 この場合も、玄関、洗面、リビング、2階廊下と共用部分の収納が充実しており、 場所も良いですね。
Good 2 1階に寝室に使える和室がある
1階にLDKがあっても、寝ることが出来るスペースがないと、 将来、階段の上り下りが必要になります。 布団を仕舞える押入れがある和室があるのは良いですね。
また、子育て世代にとっても、キッチンから見える位置に、 和室があるので、子供を寝かしつけた後、 家事をすることも出来るので、便利です。
Good 3 主寝室の室内物干しがある
図面にある小さな〇は、恐らく室内物干しです。 バルコニーの前に、室内物干しがあると、 室内でピンチやハンガーに洗濯ものを吊るしてから、外に干せるので、 寒い冬などには便利です。
急な雨などにも、取り込みやすいですね。
Good 4 吹き抜けに面した勉強コーナー
恐らく、この家で一番暖かい位置に、勉強コーナーがあります。 お子さんがここで勉強するのか?はちょっと微妙かもしれませんが、 お父さんの書斎コーナーとしては良いですよね。
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カエルが考える、イマイチな点
次に、イマイチな点です。
Bad 1 洗濯動線が長い
リビング階段にありがちなのですが、洗濯動線がとても長いです。 2階に干すとなると、家の端から端へいく感じになってしまいます。
干した後、各部屋に仕分けする動線は短いので良いのですが、 ちょっと気になりますね。
1階で干すことも考えた方が良いかもしれません。
Bad 2 トイレの位置が遠い
リビングからトイレの位置が遠いのも気になります。 しかも玄関を通ってなので、来客時などは、 ちょっと厳しいので、2階を使う感じかも。
Bad 3 冷蔵庫の位置が奥にある
配膳などを考えると、冷蔵庫の位置がキッチンの奥にあるのは、 調理中の方とぶつかるのでイマイチです。
Bad 4 吹き抜けが大きすぎるかも
吹き抜けは開放的で良いのですが、温熱環境的にはリスクが大きいです。 この間取りが快適であるかどうかは、断熱気密性によってきます。
エアコンが1台ありまあすが、 これで、LDK、和室、2階吹き抜け、廊下をカバーするわけですから、 床暖房と併用しないと厳しいかもしれないですね。
建売なので、実際に冬、体験出来れば、わかりやすくてよいですね。
設計者として考えること
この間取りは、とても良く考えられいますので、
上記で指摘したGood!、Bad!は、 設計された方は当然、わかっています。
「これ、洗濯動線長いけど、、、、でも吹き抜けあると、かっこいいよねー。
東向きだから、午前中はとてもいい光が入るよね。
この吹き抜けに価値を感じるお客様のいるはずだよね」
という感じかと。
完璧な間取りってないので、 住む方は、Badよりも、Good の方に魅力を感じたならば、 それは、その方にとって良い間取り、 ということです。
こんな感じに間取りを読んだ後に、 実物を見てみると、わかることも多いです。
家づくりを考えている方は、参考にしてくださいね。
では!