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巾木とは? その役割とコーディネートの方法を学ぼう。

家づくりの打ち合わせで、巾木が話題に出ると、半数くらいの方から、

「巾木って何ですか?」という質問を受けます。

巾木、とは、壁が床に接する部分に設置されているものを言います。

下記は自宅の写真です。

 DSC_5677

 

「そんなものに名前があるなんて知らなかった」

そんな声が聞こえてきそうです。 あんまり意識してないんですね。

 

 

巾木が必要は理由とは?

巾木が必要な機能的な理由は、2つです。

 

1.壁と床の間に隙間が見えるのを防ぐ

複数の部材をつなげる時は、ただ、それをぶつけるだけでは、隙間が出来てしまいます。

また、床が無垢のフローリングの場合は、気温や湿度で伸縮するので、

ぴったりとくっつけると、壁を押してしまい、不具合が生じます。

 

そのため、少し壁と床に隙間を作ります。それを隠すための化粧材として、巾木があります。

和室の場合は、巾木は付けないので代わりに「畳寄せ」、と言うものがあります。

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こういう、部材と部材をつなげるときの緩衝材的なものは、建築ではよくあります。

装飾的に見えるものは 、意外に施工上、必要だからつけている場合が多いのです。

 

2.掃除機や汚れから、壁を守る

床に近い部分は、掃除機がぶつかるかもしれないし、 コーヒーなどがこぼれる可能性があります。

それらから、壁を守るために巾木はある、とも言えます。

最近は、巾木の色は壁に合わせて白にすることも多いですが、

汚れ、という観点から言うと、フローリング合わせの方が、 汚れや傷は目立ちにくいといえます。

 

家を建てる時には必須だけど地味な存在の巾木ですが、 実は、デザイン的にはすごく重要なポジションを占めています。

はっきり言って、巾木を見れば、その人がどんなデザインをしたいのか? が、ほぼほぼわかります。

着目すべきは、高さです。

 

 

巾木の高さとデザインの関係

実は、巾木の高さと、デザインテイストは密接な関係があります。

一般の既製品として販売されている巾木の高さは60~70mmです。

下記は大建工業さんのカタログからの抜粋です。

スクリーンショット 2015-01-31 09.00.02

よく見かける感じですね。

それよりも、巾木の高さが、

高いほど、クラシカルなテイストになり、

低いほど、モダンなテイストになります。

 

例えば、こんな感じです。

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宮殿!って感じの写真ですが、巾木に注目すると、、、 30センチくらいありそうですね、素材は石です。

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これは、海外のアパートメントって感じですね。 巾木の高さは、こちらも20センチ以上あります。

以上二つは、かなりクラシカルなテイストです。

 

一方、モダンテイストになると、巾木をいかに見せなくするか? の納まりに建築家はこだわります。

※納まりとは、部材と部材をどのように組み合わせるか?の考え方です。

下記は、巾木なしですね。

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こちらは、恐らく15mm程度の巾木になっています。

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巾木なしにする、というのは可能ですが、 しっかりとした納まりの検討をしないと、綺麗に納まりません。

また、新築当初はいいけれど、使っていくうちに壁の汚れや傷が、 気になるようになるかもしれません。

 

でも、モダンにしたい、、、

 

という場合は、巾木を壁の色に合わせて白にする、 という手があります。

こちらも大建さんから拝借しました。 (もちろん、他のメーカーでも出来ます)

スクリーンショット 2015-01-31 08.59.36

 

巾木自体はありますが、 壁の色に合わせることで存在が気にならなくなりますね。

 

もし、設計担当者や、コーディネーターさんから、

「巾木は、建具合わせ合わせにしますか?壁合わせにしますか?」

と聞かれたら、このことだと思ってくださいね。

 

壁合わせだと、モダンテイストにできます。

 

では!

 

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ABOUT US

akira
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家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。 一級建築士 / インテリアコーディネーター