いつ家を建てるか?で悩まれている方は多いようです。 特に子供が何歳の時が良いのか?は気になりますよね。
この時期がベスト!というのは、家族それぞれなので、一概には言えません。
あるブログでは、三つ子の魂百まで、というから、 2歳までに建てるのが良いと書いてましたがそんな一般化出来る問題ではないですよね(苦笑)
ので、「子供が何歳の時に建てなさい!」とは言いませんが、 それぞれの時期の家づくりの特徴と注意点について、担当したお客様の事例も合わせてお話しますね。
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子供がまだいない場合
子供は欲しいけど、まだいない。 というご夫婦が家を建てる場合、時間をかけて、じっくり家づくり出来るのが特徴です。
特に奥様が40代になってきますと、子供が出来たら嬉しいけど、出来なくても楽しく暮らせるようにしたい、 という風に、夫婦を中心の家づくりになる傾向があります。
趣味に没頭できる書斎や、楽器練習できるスタジオ、漫画を好きなだけ読めるライブラリーなど、 これまでの趣味を存分に楽しめるような家づくりを目指す場合が多いですね。
日本人の場合は、どうしても子供中心で考えてしまうので、 家の主人である夫婦が楽しめる!ことは、とても良いと思います。
子供が出来た後のことも考える
注意点としては、家づくりにおいて、 子供が出来てからの時間軸が抜け落ちてしまうこと。
まだお子様がいないので、現実味が持てないからなのですが、 夫婦の部屋の割合が大きすぎて、子供部屋は、違法に天井高さをあげたロフトのみ、という間取りで進めようとしている夫婦もいました。
子供部屋は小さくても良いとは思いますが、ベッドしか置けない部屋ですと、子供の成長により、モノも増え、プライバシーも必要になり問題も出てきます。
また、子供が出来て、子供中心の生活になると、やはり子供部屋を与えたい、となって、せっかくの趣味部屋を譲り渡すこともあり得ます。
ので、ある程度、フレキシブルに対応できるよう、子供が出来た後をシミュレーションしながら、かつ、今の生活をより楽しく充実したものに出来るように考えることが大事になります。
新興住宅地に建てるとご近所付き合いが難しいかも
奥様が専業主婦の場合、周りが小さな子供がいる家庭ばかりだと、近所付き合いは難しい、と感じるかもしれません。
正社員で働いてる女性と、専業主婦の方では価値観が結構違いますし、どうしても子供の話ばかりになりますよね。
ので、古い住宅地に土地を買って建て替える方が、色々な世代の方がいて、気楽に住めるかもしれません。
私の住んでる区画は14世帯あるのですが、11世帯が既にリタイアした方達です。なので、かなり気楽に付き合えますし、子供達も、近所のおじいちゃん、おばあちゃんと遊んで貰ってます。
お隣がどんな人か?は、快適に暮らすためには、かなり重要ですので、土地を購入する際は、そちらも確認したいところですね。
ちなみに、設計中や工事中に、妊娠しました!という嬉しい報告を受けることも多いですね。
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第一子を妊娠中の場合
奥様が妊娠中の場合、いつ出産するのか?によって、家づくりのスケジュールは変わってきます。
現状が賃貸などで、建て替えでない場合は、出産前までに設計を終える のが理想ですね。
私が担当したお客様が5月に着工したのですが、その方も妊娠中に打ち合わせ、出産後、着工という形でした。
10月~1月 打ち合わせ期間
2月 ご出産(奥様、ご実家へ)
3月 ご主人と仕上げなどの最終確認
4月 地鎮祭
5月 着工
8月 竣工予定
建設会社の動きが遅いので、かなりゆっくりした工程です。
4月の地鎮祭には奥様も出られましたが、3月の仕上げの最終確認には出られませんでした。
内装仕上げなので、私としては、奥様も同席の上で確認して頂きたかったので、やはり、出産前に全て決めるべきだったと反省しています。
赤ちゃんがいたら、それどころではないですよね。
結局、ご主人に提案資料をお持ち帰り頂いて、最終確認する形になりました。
妊娠中の理想の打ち合わせスケジュールは?
出産前に全ての打ち合わせも終わり、地鎮祭まで終わってしまえば楽ですが、 打ち合わせ期間が出産を挟んでしまうなら、無理に急がずに、出産後、3,4ヶ月してから再スタートするのが理想です。
赤ちゃんは、寝ている時間が長いので、授乳やオムツ替えする場所さえあれば、じっくり打ち合わせに集中できます。
設計者としても、赤ちゃんに癒されながら打ち合わせをするのは、楽しいものなのです。 (まれに子供嫌いな設計者もいますが、、、)
それに地鎮祭に赤ちゃんも一緒に出れるのも良い記念になりますよ。
出産後以降については、次回、お話しますね。
では!
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