新築住宅のコストダウンシリーズ、 今回から「5.別途工事にする」について話していきますね。
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別途工事にするとなぜコストダウン?
別途工事にすることで、なぜ、コストダウンになるのか?
それは施主支給の場合と同じで、建設会社の経費がかからないからです。 全ての工事には、およそ二割の経費が必ずかかってきますので、 その分をコストダウンできます。
施主支給の場合と違い、工事費も含まれるので、金額も大きく、 大きくコストダウンできる可能性があります。
さて、 別途工事には2種類あります。
1)施主へ引き渡し後に工事を行うもの。
2)本体工事中に工事を行うもの。
では、順番に話していきますね。
1)施主へ引き渡し後に工事を行うもの。
引き渡し後に行う場合は、ハウスメーカーや工務店との関わりも少ないので、 お勧めです。
具体的には以下の工事が当てはまります。
a) 壁掛けエアコン工事
b) カーテン工事
c) 家具工事
d) 外構工事
e) 植栽工事
f) ウッドデッキ工事
a)壁掛けエアコン工事 と b)カーテン工事 は、別途工事の定番ですよね。
壁掛けエアコンを別途工事にする
エアコンは、建設会社が量販店の価格に勝てるわけがありません。
私が担当する物件でも、 全館空調や壁や天井埋め込みのエアコン以外、 ほとんどの施主は、量販店で買われていますね、
ちなみに、見た目を気にして、 エアコンを天井カセットや壁埋め込みなどを希望される施主は多いですが、 省エネを考えるとあまりお勧めできません。
日本の壁掛けエアコンは目覚ましい進化を遂げておりますが、 天井カセットなどのハウジングエアコンは、 数年前のモデルとスペックの差がほとんどないからです。
エアコンの燃費(省エネ性)を図る物差しは、APF(通年エネルギー消費効率)で、 これが高いほど、省エネ性が高いことを意味しています。 スペック比較をするなら、まずここに注目しましょう。
また、エアコンの能力により使用できる部屋の広さがカタログに書いていますが、 これはあまりあてになりません。
なぜなら、家の断熱性能(Q値など)が考慮されてないからです。
LIXILでは、家にのQ値によって、最適なエアコンを提案する、 というサービスを工務店用に行っています。
LIXILはシャープと提携しており、シャープのエアコンを提案してくれます。 このサービスを利用できる建設会社の場合は、利用してみましょう。 (利用しておきながら、別途工事にするのも勇気がいりますが、、、)
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自分でエアコン容量の選定をする方法
工務店にお願いするのもやだな、、、という場合は、 以下のHPが参考になります。
次世代省エネ基準(Q値2.7)の場合で、窓の方角などにより、 エアコンの必要な能力がわかる、というものです。
思っていたよりも能力の低いエアコンで済むと思います。 参考にしてみてください。
また、家のQ値がわかっている場合、
パッシブハウスジャパンの 松尾和也さんが提唱している定格暖房能力の求め方が、 参考になります。
定格暖房能力(W)=1.7×【A×Q値×(23°-冬の外気の最低温度)-4.6A】
A=対象部床面積 ※建築知識 2012年4月号より
では次、、、と思いましたが、 長くなりましたのでまた今度。
ほとんどエアコンの話で終わってしまいましたね(苦笑)
次回は、カーテン工事から話します。
ではー!
PS
価格.comで、住宅ローン比較が出来るようになりましたね。
面白いなって思ったのが、今後の金利上昇をどう考えるか、 を記入する必要があること。
自分で予想しなければならないのが、むむむ、、、ですが、 最悪を想定できるので、ある意味安心です。
借り換えのシュミレーションも出来るようなので、 ちょっと真剣にやってみようかな。
新築住宅のコストダウン シリーズ
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