都市ガス(液化天然ガス)が供給されてない地域で選択できる給湯の熱源、は、以下の三つになります。
１．灯油
２．電気
３．プロパンガス
１．灯油は東北や北海道など、寒い地域で多いようですね。
２．電気は、オール電化住宅のシェアが大幅に拡大し、エコキュートが普及しました。 ただ、東日本大震災以降は、電力供給だけに頼ることに不安を感じ、プロパンガスを選択する方が増えているように感じます。
私の自宅もプロパンガスです。
ただ、こちらの記事( ニチガスが来た！ )でも書いたように、プロパンガスの料金は不透明感が強く、よくわからないうちに値上げされている、ということもあるようです。
私も、１０年間、高いガス料金を支払い続けてきましたが、ガス会社を見直そう！と思ったことがきっかけで、劇的に料金が下がりました。
冬になり、ガス料金が気になる季節です。今回、改めて、プロパンガス料金を下げるためにはどうすれば良いか？を調べましたので、皆さんにシェアしたいと思います。
１．プロパンガスは自由契約・自由料金
自由契約・自由料金、というと、なんだか安い価格に出来そうな感じがしますよね？
価格ドットコムのように、最も安い料金で選ぶことが出来るようなイメージがします。
でも、実際のところは、入居した時点でガス会社は決まっているし、電気料金のように料金プランを選ぶ、ということはなかったと思います。
確かに、プロパンガスは、自由契約・自由料金なのですが、実際は、家を建てた工務店の付き合いのあるプロパンガス会社が供給を行い、料金もあらかじめ決めてしまっています。
また、通常は、その料金が適切なのか？は、わかりません。
自由契約・自由料金、の恩恵を受けているのはプロパンガス会社だけであり、入居者にとっては、ただ高いガス料金を毎月、支払わされている、というだけです。
今は節湯機能のあるシャワー水栓などで節約しやすくはなっていますが、ガスの基本料金が変われば、驚くほど、家計の負担が減ります。
自由契約・自由料金、の恩恵を受けて、最安値でプロパンガスの供給を受けたい方は、読み進めてくださいね。
２．プロパンガス料金の平均価格と適正価格を知る
まずは、あなたがお住まいの地域のプロパンガスの平均価格と適正価格を知りましょう。
お手元に、ガス料金表を用意してから、下記をクリックしてください。
プロパンガス料金消費者協会のサイトにリンクしてあります。
あなたのお住まいの地域を選んでみてください。スマホ対応しているので、簡単に選べるはずです。
とりあえず、私が住んでいる神奈川県を選びますね。 下記のような金額になっています。
上が平均価格、下が適正価格になります。
基本料金は、あまり変わりませんが、従量単価が、半額近く下がることがわかります。 まじ！？って感じですよね。
3.実際の料金を知る
では次に、実際、どれだけの料金になるか、を確認しましょう。
赤で囲った部分をタップしてください。 下記のような画面になります。
私の自宅の１年前の４月のガス料金を記入しますね。４６．６㎡使用して、２０，０５０円かかりました。
早速、記入してみますね。
診断する、を押すと、以下の画面に変わります。
こちらのサイトの料金計算は、地域の状況を踏まえて調整しているので、自動計算の精度がかなり高く信頼できます。
計算の結果、料金が下がることがわかりましたら、プロパンガス料金消費者協会にすぐメール又は電話してみましょう。
(下の方に、メールフォーム、フリーダイヤルの案内があります。)
例えば、道路からの高低差があるような敷地の場合は、料金が割り増しになることもあるようです。実際にその地域のプロパンガス屋さんが現場を確認し、正式な料金を出してもらいましょう。
４．質問してみました
さきほどプロパンガス料金消費者協会のサイトを紹介しましたが、ガス料金下げたいけど、しつこく営業かけられるのもヤダな、と思うかもしれません。 私も、この記事を読んで行動した読者が不快な目に合われたら申し訳ないので、協会にメールでいくつか質問をしてみました。
一部を紹介しますね。
正式な料金は協会からメールが来るのか？電話でのやり取りは必要か？
＞基本的にメールでお問い合わせいただいた方に対しては全て電話にて対応させていただいております。
プロパンガスの場合、現在の使用状況や契約状況などが個別バラバラですので、料金診断すると共に、詳しく伺ったうえで、アドバイスやガス会社紹介をさせていただいております。
回答はどれくらいでもらえるか？
＞原則、時間指定が無い限り営業時間内にいただいたメールに対しては、可能な限り当日中に対応する体制をとっています。
受付時間 月～金 9：00～19：00 土日祝9：00～16：00
切り替えは、どれくらいかかるか？
＞当協会が紹介したガス会社をお客様が承諾されますと、直接連絡を取り合う手配をさせていただきます。その後、両者の面談後、最短で1週間後に切替え工事を行うことが出来ます。メータとボンベが既に撤去されている場合は、日程が合えば即刻工事可能です。
調査段階で、プロパンガス屋さんからお客様へのアプローチはないか？
＞現場の状況で素人判断が難しい場合は必ずお客様の承諾を得て、現場調査に伺うことはあります。その場合のガス会社の対応内容につきましては協会が依頼した範疇の行動になりますので、ガス会社の勝手なアプローチはございません。 （必要があれば、現場調査と同時にお客様と面談していただくこともあります）
ガス屋さんが調査のために敷地内への進入はあるか？
＞お客様と面談以前に敷地内に入ることは原則的にありません。ほとんどが外から見て、現在のボンベの状況やメータの取りつけ位置などをチェックするような調査になります。どうしても必要な場合は、面談時に拝見させていただくことになると思います。
切り替えが決まった時点で現在のプロパンガス屋への切り替え手続きは、お客がする必要はあるか？(ガス屋さんへの連絡など)
＞新しいガス会社との面談時に「申込書兼委任状」にサインをいただくことに より、それ以降すべてのやり取りを新しいガス会社が代行して行うことになります。
紹介してもらったガス屋さんとトラブルになった場合、協会は仲介をするか？
＞もちろん仲介いたします。そこが、協会が介在する(紹介する）最も重要な意義になります。お客様に明らかに非がなければ、ガス会社にきちんと是正していただきますし、それができなければ、協会の会員ガス会社ではなくなります。 ただ、今までそのような例は一切ございません。トラブル自体が本当に少ないのですが、その場合も協会が間に入り、すぐに解決に至っています。
いかがでしたでしょうか？ プロパンガス紹介サイトの中で、最も長く、多くの実績もあるだけに、対応がしっかりしている、と感じました。
とりあえずは、自宅周辺の適正価格を知ってみては、いかがでしょうか？
さて、次回は新築住宅や戸建住宅で、プロパンガス料金を安くするための注意点、についてお話ししますね。
では！
