昨日は、エープリルフールということで、お遊びの記事を書いてみました。
もちろん、あんな会見を安藤忠雄さんが開くわけないのですが(笑)、2020年以降、作風は変わるざる得なくなると思います。
あるいは、日本で住宅はやらないか、ですね。
コンクリートで外断熱にすれば良いのでは?とも思ったのですが、
どこか妥協した感じがするので、 それはないかな、、、と思いました。
美しい空間、
面白い空間、
尖った空間、
を目指す建築家が作る住宅は魅力的で、 私も雑誌や写真集を見て、ええなーこれ、、、ウットリすることもあります。
Casa ブルータスとかも大好きです。
でも、それは写真だからであって、実際に住むとなると、人間、 先ずは、暑さ寒さをなんとかしたい、と思うものです。
昨年、安藤作品では珍しい木造でつくられた住宅(写真右)が、竣工後9年で解体されました。
確かcasaブルータスの企画で先に鉄筋コンクリートが作られて、その後に対になるように作られました。解体理由は、オーナーが変わったことによるみたいです。多くの建築家は、日本の景観やスクラップandビルドを批判します。 7年で解体されるのは、解体するオーナーに理解がないから、でしょうか?
違いますよね?
もし、住みやすくて快適な住宅なのであれば、オーナーが変わったとしても、住み継がれます。
派手さはなく、普通だけど、住みやすい家はたくさんあるのです。
住宅は個人のもの?
住宅の省エネ規制を進める上で、セットで必要だと私が思うのは、
住宅や建築は、国民の資産である、
という考え方です。
その上で、構造や防火などと共に、断熱の規制を行います。
あなたが建てる家は、あなただけのものではないのですよ。
あなたが設計する家は、あなただけの作品ではないのですよ。
という意識が根付かないと、
私の家なんだから、好きに作っていいはずよね!
みたいな話になります。
最初のオーナーはあなたかもしれないですが、次にオーナーになる方もいます。また、家の外観は街並みを作ります。
これから建てる家は、様々な人に住み継がれていくのだ。
という考えが、建築会社や設計者、オーナーにないと、良い街並みなんか出来るわけないのです。
創造とは新たな制約を発見すること
これは、建築家 隈研吾さんの名言です。
建築家の前には、省エネという新しい制約が現れました。
これをどのように生かし、デザインに昇華していくか?が、これからの課題になります。
個人的には、隈研吾さんが、ぶっとんだ高気密高断熱住宅を設計してくれるんじゃないかと、密かに期待しています。
かっこいい! しかも快適で、省エネ!
これを普通にクリアーできるようになると、日本の家作りも変わって来ますよね。
では!
PS
安藤さんには、「寒ければ、もう一枚服を着ればいい」という名言?もあります。
それにひっかけて、
「安藤忠雄、UNIQLOと、世界最高の断熱性のマイクロフリースを開発!
これで、安藤作品は寒い!とは言わせない」
という記事にしようかと迷いました。
でも、UNIQLOという大企業名を出すのも、ちょっと怖いなーと思い(笑)、却下しました。