こんばんは、アキラです。
以前のブログで予告した通り先日、無印良品の住宅の久々の新作、縦の家を内覧会に行ってきました。
無印の登録フォームから申し込んで、指定された荒川遊園に集合。
平日の14時からの回にも関わらず、参加者は五組。 いかにも無印好き、という、清潔感があって、知的な印象の方ばかりです。 しかも、男性は、なぜか、みな帽子をかぶっていました。
無精髭で、ジーンズにPerfumeのTシャツを来た私は、 ちょっと異質な感じかも(苦笑)
敷地は、荒川遊園から7分くらい歩いた住宅街の分譲地。敷地面積は20坪で、北側道路、周りは、 3階建て建売住宅がひしめいてる、という、 都会にありがちの日当たりの悪そうな環境です。ですが、 建物に入った瞬間の、皆の感想は、
「明るい!」
3階建ての家の真ん中に鉄骨のストリップ階段があり、 屋根についた天窓からの光が、階段を通して、 家全体に届くようになっているのです。
中心に階段を置くことで、 奥と手前の部屋に段差を作ることが可能になります。 これを利用して、スキップフロアにすることで、 天井高さを変えたり、二階から、3階や一階へ視線が抜けるので、 開放感を得ることができます。
狭小地であっても、 明るく開放的な生活を楽しめる家になっています。
まあでも、これだけなら、 どこにでもあるスキップフロアのおしゃれな住宅です。写真映えはしますが、 夏は暑いし、冬は寒い、というのが定番パターンです。ヘーベルハウスもスキップフロアをやりますが、 次世代省エネ基準程度なので、 日射取得の条件によっては、 正直、快適さに不安が残ります。
でも、「縦の家」は違います。
縦の家は、Q値は、1.8と、 トップランナー基準とほぼ同じの断熱性能です。 スキップフロア―の開放的な空間でも、 快適性や省エネ性を失わない断熱性能を、 しっかり担保しています。
案内してくれた無印の方の説明では、 これまで発売していた「木の家」「窓の家」は、 郊外型の日当たりの良い環境を想定している家だそうです。
冬は南面からの日射取得を期待出来るので、 次世代省エネ基準でも、 十分に暖かくて快適な環境を保つことができます。でも、 都会の狭小地を想定している縦の家は、 日射取得を期待出来ません。そのため、家全体の一室空間とし、 断熱性能を高くすることで、 少ないエネルギーで、暖冷房が可能なようにしている、 ということなのです。
これまで、色々なハウスメーカーや工務店の住宅展示場やHPを見てきましたけど、 こんな風に理にかなった説明が出来るメーカーは、 なかなかいません。
大抵は、
「次世代省エネ基準はクリア―」
「省エネ対策等級4をクリア―」 ※上記は同じ意味です。
「全室、床暖房付き」
みたいな、 とりあえず、スペックはこんなです! って感じの売り方です。
でも「縦の家」では、 まず実現したいライフスタイルがあって、
「限られた環境でも、広く明るく暖かく暮らす」
それを実現するために、このスペックにしました、 という考え方に、とても納得しました。
じゃあじゃあ、 どんなスペックなのよ? ってことですが、次回、詳しく説明しますね。