今、設計を担当しているお客様が、ヨーロピアンな内装を希望されているので、 インテリアコーディネーターと一緒に、青山にある、みはし工芸のショウルームに行ってきました。
みはし工芸とは、モールディングなど、クラシックなインテリアを演出する装飾で有名です。
取り扱う商品の中の「サンメント」は建築業界では有名で、 サンメントを使う、となると、 「あー、洋風にしたいのね」 と通じます。
実は私は、20代の頃、クラシカルな住宅が得意な設計事務所にいたので、 サンメントには、親しみがあるんですが、 同行したコーディネーターさんは、初めて使う、とのこと。
最近は、廻縁を省略することが多いし、 リクシルなどのメーカーで建材は一式そろえることが多いので、 よほど拘りがないと、サンメントは使わなくなってるのかもしれないですね。
ショウルームのある青山1丁目の駅を降りて、 どんなゴージャスなショウルームなのかな?と期待しながら現地に行くと、 意外に素朴な外観です。
↑画像が用意できなかったので、ストリートビューから画像拝借。
ただ、中は、こんな風に、期待通りの感じです。
中には女性の経験豊富そうな社員さんがひとりいらっしゃり、 対応していただきました。
今回は、私たちはヨーロピアンテイストに演出するために、 織り上げ天井の一部を装飾できるモールディングを探す、 という目的がありましたので、それを話して、 色々と実例やサンプルを見せていただきました。
↑モールディングのカットサンプル
↑天井に設置するメダリオン
↑一個 7万円程度の装飾部材。リビングにあると、インパクト大。
さて、今回、ショウルームに行ってみて、思った以上に参考になったので、 みはしのショウルームに行くことの3つのメリットを話したいと思います。
1.実物が設置されているのを見ることが出来る
モールディングは、天井付近につけるので、 実物を手にとって間近にみるだけでは仕上がりをイメージしにくいです。
これ、ゴテゴテ過ぎる! と思っていたのが、天井についているのを見ると、自然に見えたりします、
その感じを天井に貼ってあるモールディングを確認できる、というのは、 思った以上に参考になりました。
2.実物件の写真を大画面で見せてくれる
ショウルームは、実物の部屋が設置されているわけではないのですが、 実物件の写真をTVの大画面で見ることが出来ます。
そこで参考になったのは、壁紙の色と、モールディング(廻縁)の関係。
例えば、モールディングを白にペイントした場合、 壁紙も白系ですと、割とあっさりした雰囲気になります。
これが、壁紙をベージュ系にすると、モールディングがくっきりと目立ち、 よりクラシカルな感じになる、
などの確認を、社員さんと話しながら、色々と見ることが出来ます。
3.見せてくれた写真をもらうことが出来る
2で確認した実例写真は、プリントアウトで手元におけるようにすることが出来ます。
後で確認したり、建築会社に要望を伝える時に、写真があると便利ですね。
今回、お邪魔した青山ショウルームの他に、新高島平駅徒歩1分に、 華飾市場 というショップもあるそうです。
品揃え的には、そちらの方が豊富とのこと。
輸入住宅のようなクラシックなインテリアがお好みの場合は、 是非、足を運んでみてくださいね。
では!
~みはし工芸ショウルーム~