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ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いとは?1~ ハウスメーカー編 ~

 家をどこに頼むか、は、 家づくりをする上でかなり重要なことですよね。

大きく分類すると、

 

ハウスメーカー

工務店

建築家(設計事務所)

 

が主な依頼先になります。

それぞれの特徴があり、メリット、デメリットがあります。

 

ここでは、よくある、ハウスメーカーはダメだ、 的な話はしません。

工務店の人は、ハウスメーカーで建てるのはやめろというし、

CM(分離発注)の人は、工務店やハウスメーカーで建てるべきじゃないと言います。

それぞれの立場から、言いたいことはもちろん、あると思うのですが、施主の価値観はそれぞれだし、その価値観に合うとろこで建てることが出来れば、どこで建てようと、後悔はしないと思います。

 

あくまで、家づくりのリーダーは施主であって、 それを実現するために、 建設会社をパートナーとして選ぶのです。

ので、なるべくニュートラルに客観的に、紹介していきます。

また、一般化した話になってしまうので、 個々の建設会社によっては実情が違う場合はあります。 あくまで参考にして頂ければと思います。

ではいきましょう。 本日は、ハウスメーカー編です。

 

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目次

営業が全て

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ハウスメーカーで家を建てるときに、 最も大事なのが、営業マンは誰か?です。

優秀な営業マンには、 優秀な設計士や監督が付き、 さらに優秀な下請業者がつきます。

では、どうやって優秀な営業についてもらうか?

残念ながら優秀な営業マンについてもらえるかどうかは、 運によるところが大きいのですが、 ダメな営業マンを担当にしない方法があります。

それは、展示場で出会った営業の知識や対応を判断した上で、 お客様アンケートに名前を書くことです。

ダメだこりゃ、という人の場合は、 書かない、あるいは、嘘の名前や住所を書く。 なぜなら、一度決まった担当者を替えることは、 難しいからです。

 

ブランド感があり安心

ハウスメーカーという名前から連想されるように、 均一な性能やデザインの家が出来る、という安心感があります。 TVや雑誌、新聞で広告が出ている会社だから、 下手な事はできないし、簡単には潰れない、 と(実際はともかくとして)信じられる部分も魅力です。

 

 

標準仕様

施主にとっては、ハウスメーカーを比較する時に、 この標準仕様をもとに検討出来るので、 車選びのようにわかりやすいですよね。

メーカーは、仕様を規格化することで、 作業の効率化、品質の確保、コストダウンを図っています。

そのため、標準仕様から外れることをするのが、 難しかったり、コストアップにつながります。

 

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情報量が多い

全国展開のハウスメーカーは、 情報量が多いのも魅力です。

ホームページやカタログなどでわかること以外にも、 SNSやブログなど、施主側からの情報もたくさん出ています。 もちろん、良い部分だけでなく、ネガティブな内容も多いのですが、 それらをひっくるめた上で、安心出来る、のではと思います。

 

 

断熱性能

大手のハウスメーカーは、 次世代省エネ基準が義務付けられていますので、 最低限の断熱性能は確保されています。ただ、次世代~には、気密性能の基準がないため、 C値を公表していないメーカーは、 気密性の悪い住宅である可能性はあります。

※次世代省エネ基準には、もともとは気密基準はありましたが、  平成21年度の省エネ法改正で廃止されました。  気密をとるのが難しいハウスメーカーに歩み寄った形です(苦笑)

 

施主は楽

標準仕様があるので、 施主はその中から選択するだけで、 家が出来あがります。

ので、こだわりがない場合は、 打ち合わせに必要な時間は最小限で済みます。 キッチンのショウルームなどに足を運ぶ必要もありません。

(それが一番楽しい!と思うのですが、  小さいお子さんがいたりすると、大変ですよね)

逆にこだわりの強い施主の場合は、 メーカーで理想とする家を作るのは難しいかもしれません。

 

 

工事は下請けの工務店

本体工事は下請けの工務店が行います。一括の下請けは法律で禁じられているので、 水道や電気工事はメーカーが電気屋さんに発注、 建材はメーカーが支給するようです。住宅メーカーの粗利は3~4割といわれていますが、 これはモデルハウスの維持にかかるお金と、 この下請けによるものと考えられます。

 

支払い条件

契約時    100~300万 (5%~10%)

中間金    自己資金の範囲内 (5%~10%)

引き渡し時  残金支払い    (80~90%)

 

メーカーによっては、中間金が不要な場合はあります。 住宅ローンを考えますと、 引き渡し時に8割の支払い、というのは嬉しいですよね。また施主が工事工程に対して過払いにならない、 というのは大きなメリットです。

何か問題が起きた時、支払い前であれば、 「不具合が直るまで引き渡しは受けない」と強い態度に出ることも可能です。

 

最後に、ハウスメーカー選びに参考になる本を紹介します。

マンガ はじめて家をたてました  あべかよこ著

以前のこちらで紹介しました が、とてもわかりやすい、家づくり漫画です。

次回は、工務店編について話しますね。

では!

 

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・ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いとは?1~ ハウスメーカー編 ~

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・ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いとは?3~ 設計事務所編 ~

・ハウスメーカーとの契約の基本 ~マックは家で食べる派?それとも~

 

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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