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【独自調査】間取り提案が良い!HMベスト5!

間取りのセカンドオピニオンで一級建築士の船渡亮(ふなとあきら)です。

この記事では、間取りや家づくりの情報を、間取りのセカンドオピニオンで一級建築士のアキラ先生が、分かりやすく解説していきます。

本日の記事では、「間取り提案力 ハウスメーカーランキング」のベスト5を紹介します!

住宅会社選びで、判断基準の1つとなるのが、「間取りの提案力」です。

以前、実施したアンケート調査によると、会社を選びの決め手となっているのは、スペックの高さや、営業や会社の信頼が最も大きいのですが、「間取り」で決めた人も25%程度います。

営業や設計担当者を信頼できるのも、ある程度、間取り提案力がないと無理ですし、私たちの暮らしに直接かかわる部分でもある「間取り提案力」は、重要です。

そこで、今回は、私が独自に行った調査結果を元に、

「間取り提案力 ハウスメーカーランキング」

の上位5社を紹介します。

独自調査って何?

ってことですが、私はこれまで、3000件の間取り診断を行っており、様々なハウスメーカーの間取り診断の記録が手元にあります。これらを全て、数値化して、ランキングにしました。

いくらカタログやモデルルームの間取りが素晴らしいものであっても、大事なのは、自分達に提案される間取りです。もちろん、営業や設計担当者の熱意や能力差によるところも大きいのですが、会社ごとの傾向もあります。

今回は、ランキングとして話しますが、ハウスメーカーごとの、間取り計画時注意点なども、実際の事例を使って解説しますので、家づくりの参考になると思います。

ちなみに、私も記事監修で参加しているオリコンの顧客満足度調査には、

「間取り提案」という名称ではないのですが、

「設計担当者の対応 満足度ランキング」

というものがあります。

そのランキングはこちらです。

1位 スウェーデンハウス

2位 住友林業

3位 積水ハウス

4位 ヘーベルハウス

5位 三井ホーム

こちらも参照しつつ、話していきますね。

本記事は、YouTubeチャンネル「アキラ先生の住まい間取り教室」をテキスト化したものです。動画版はこちらから視聴できます。

YouTubeは、週3回更新していますので、合わせてご視聴ください。

目次

間取り提案力の調査方法

ランキングに入る前に、独自調査の方法について説明します先ほどの、「オリコンの顧客満足度調査」の場合は、施主に直接アンケートを行っているのですが、今回のランキングは、間取り診断の結果を元にしています。

ただ、単純に、「私の間取り診断結果」だけを元にすると、客観性がなくなるし、独断と偏見みたいな感じになります。

ひろゆきさんではないですが、

「それってあなたの感想ですよね」

ってなりそうなので、今回の調査では、私が間取り診断した結果、

「施主がどれだけ間取りを変更したか」

という視点で比較することにしました。

つまり、間取り診断の結果、

「施主が大きく間取りを変えた」場合は、HMの間取り提案力が低い

「施主が、少しだけ間取りを変えた」場合は、HMの間取り提案力が高い

ということです。

10点満点で採点して、その平均で順位をつけました。

採点したのは、こちらの5つの要素です。

■たたき台(敷地診断)

①配置・日当たり・眺望

②主要な動線

■数回打ち合わせ後(間取り診断)

③LDK

④玄関・階段

⑤その他(水廻り・各居室等)

私は家づくりの工程に合わせて、複数の診断を行うのですが、

①配置・日当たり・眺望

②主要な動線

は、1回目のたたき台の診断結果、

③LDK

④玄関・階段

⑤その他(水廻り・各居室等)

は、2回目の間取り診断の結果を基準にしました。

前置きが長くなりましたが、早速、ランキングを見ていきましょう!

まず第5位です。

第5位 スウェーデンハウス(7.8点:5~10)

※設計担当者の対応 満足度ランキング:1位

※総合ランキング1位

第5位は、スウェーデンハウスです。

オリコンランキングでは、1位の常連のスウェーデンハウスですが、今回は、5位でした。

スウェーデンハウスは、高気密高断熱住宅のパイオニアで、外観・インテリアも素晴らしくて、ファンも多いです。

いつかスウェーデンハウスで建てたい、と考えている方も多いのではないでしょうか?

個別で見ると、10点満点の素晴らしい間取りもあるのですが、「日当たりやリビング配置」の考え方で、問題があり減点となっているケースがいくつかありました。

Sさんの事例を紹介しますね。

3人家族のSさんは、ピアノ室がある2階建ての間取りを計画しています。

玄関も広く、リビングもゆったりしていて、勾配天井で開放感もある間取りです。L型キッチンも良い感じに見えます。

DKには、東側に窓があるので、朝食時は朝日が入りそうですね。

一見、良さそうに見えるのですが、敷地状況も踏まえて分析すると、問題があることがわかりました。

 一番大きな問題は、日当たりが、それほど必要とはいえないピアノ室が南東の角にあるのに対して、家族が集まるDKが北側に配置されていることです。

 南側は、庭と道路があり、とても日当たりが良いのですが、その好条件を活かしきれていません。

 明るいピアノ室、というのは、魅力的に聞こえますが、それでDKが暗いのは、どうかと思います。またピアノ室が、東側に出っ張っているので、DKの東側窓には、冬季の朝日が入りにくいです。

 真夏の朝日は入りそうですが、正直、暑いので、夏の朝日はいらないですね。

また、北東側にアパートがあり、そのベランダから、DKが見えるのも問題です。これでは、気になってカーテンを開けることが出来ません。

 では、どうしたか? というと、すごく単純で、DKを南側に配置し、北側ピアノ室にしました。

 LDKは少し小さくなったのですが、その分、スタディーコーナーと書庫を追加しています。

南東の一番良い位置にDKを配置したので、一年を通して明るいLDKになりました。

また、南側に窓があれば、冬の朝日を十分入れることが出来るので、明るいダイニングで朝食を楽しめます。

また真夏の朝日は入りにくいのもメリットです。

8月の7時の朝日は、真東から差すのですが、DKには、あえて東の窓は設置していません。

南に十分な大きな窓があるので、東はなくしました。

最近、間取り診断したスウェーデンハウスの家でも、このように日当たりや眺望に問題がある間取りがありました。

スウェーデンハウスは、とても提案力のあるハウスメーカーではありますが、日当たりに関しては、あまり気を付けてないように見えるので、たたき台の間取りを提案されたときに、セルフチェックしてくださいね。

敷地診断の方法は、こちらの動画で解説しています。

【完全版】注文住宅で30年後も暮らしやすい間取りを手に入れる方法

次は、第4位です!

第4位 住友林業(8点:7~9)

※設計担当者の対応 満足度ランキング:2位

※総合ランキング4位

第4位は、住友林業です!

オリコンの設計担当者の対応 満足度ランキングでは2位の住友林業ですが、今回は、4位となりました。

木の温もりが感じられるということで住友林業は人気があり、打合せ時には、美しいパースでプレゼンテーションしてくれます。

デザイン提案という意味では、大手ハウスメーカーの中でも上位に入りますし、日当たりや駐車計画など、大きな部分で問題がある提案は少ないです。

ただ「暮らし」「動線」では、検討不足な部分に見える間取りも散見されますので、間取りで暮らした上で、「暮らしにくさ」を改善した方が良いですね。

 間取りで暮らす、というのは、間取りを暮らしに変換するシミュレーション方法で、こちらの動画で詳しく解説しています。

▶ 【完全版】注文住宅で暮らしやすい間取りを手に入れる方法

今回は、住友林業で計画しているTさんの事例を紹介します。

<杉田様図面>

4人家族のTさんは、南側にL型にLDKを配置し、6帖の和室も一体的に使える開放感のあるリビングを計画しています。

 あえて、玄関を敷地の奥することで、駐車場から玄関までのアプローチは長くなってしまうんですが、

この敷地の特等席である南側に、家族が集まるリビング・ダイニングを配置することができました。

南側道路で、南北に長い敷地なんだけど、日当たりを確保したいときは有効な考え方なんですけど、そこをちゃんと抑えているのは、「さすが住友林業」だと思います。

 で、方向性としては、大きな問題がないTさんの間取りですが、細かい部分で、いくつか改善の余地がありました。今回は玄関廻りについて話します。

 玄関に入ってからの動線はこのようになります。

一般的な広さの玄関ですし、大容量のシューズクロークもあり、キッチンと洗面にも近く、それほど問題がないように見えますが、、2点、オシイ!って思う部分があったので、改善しました。

1つ目は、シューズクロークへの動線です。

この部分、本来は収納にできるのですが、「シューズクローク」への動線確保のために、通路になっています。

まあ、大きなシューズクロークなので、その部分が無駄になっても良いじゃないか?と思うかもしれませんが、

収納は、基本、

「主要な動線から近い程、価値が高く、遠いほど、価値が下がります」

これは、駅前の土地ほど価値が高い、というのと同じですね。

ので、非常にモッタイナイなあ、、、という印象です。

2つ目は、コート掛けがないことです。和室の押し入れに入れることも出来ますが、その分、押し入れの収納力はダウンします。

そこで、玄関廻りをこのように改善しました。

 下駄箱を反対側の壁に配置することで、収納を増やしました。これなら無駄な通路部分がなくせます。

また、2帖あったホールを小さくすることで、コート掛けを追加しています。

このように、完璧に見える「住友林業さんの提案」でも、改善の余地がある場合は多いです。間取りを見直してみてくださいね。

第3位 積水ハウス(8.1点:6~10)

※設計担当者の対応 満足度ランキング:3位

※総合ランキング2位

第3位は、積水ハウスです!

 オリコンの設計担当者の対応 満足度ランキングで3位の積水ハウスは、このランキングでも3位となりました。これ、ちょっと意外な結果でした。

実は、積水ハウスは、間取り診断していて、毎回、良い間取りが多いので、私自身、集計前は、「1位は積水ハウスかな?」と思っていたのですが、3位でした。

 積水ハウスでは、室内プールのある豪邸や、ホームエレベーター付きの3階建て二世帯などの、億越え住宅の間取り診断を行うことが多かったです。

 特に、室内プールの豪邸の場合、会社選びの段階からサポートさせて頂いていただきました。

 候補の中には、大手ハウスメーカーや、1億以上の豪邸専門でやってる設計事務所など、様々な提案があったのですが、全て診断させていただき、最も良かったのが、積水だったので、私も推薦させて頂きました。

 実は、候補の中には私は以前、在籍していた設計事務所も入っていて、内心、そこも良いよなって思ってたんですが、私情を挟まずに選ぶのであれば、積水以外はない、という結論になりました。

こんな感じで、個人的には、「積水ハウスって提案力高いよね」というイメージだったのですが、これまでの様々な計画の診断内容を振り返ると、室内プールの豪邸のように10点満点の間取りもあるんですけど、配置計画の考え方が微妙なものも、チラホラ見受けられました。

「この方向性でいく!」って決まれば、そこからの間取りの仕上がりは、素晴らしいのですが、その「方向性」の部分に問題がある計画も一定数ある、という感じです。

では、具体的に事例を見ていきましょう。

Nさんの間取りです。

4人家族のNさんは、北と東の道路に面する南北に長い角地の敷地に、2階建て住宅を計画しています。

西と南は、現在は空き地ですが、将来、2階建ての家が建つことが想定出来ました。

そのため、この計画では、リビングに吹抜けを設けて、日当たり確保できるようにしています。

南側のスペースを確保するために、建物は北側に寄せて、玄関と駐車場を南側に配置しています。

このように説明すると、とても合理的に配置計画されているように聞こえますが、

正直、あまり魅力がない間取りです。

理由は3つあります。

1つ目は、ウッドデッキのプライバシーです。

Nさんは、ウッドデッキで寛いだり、食事したいと考えていましたが、この計画だと、道路や西側隣地からの視線が気になります。

目隠しフェンスなどで視線を遮る事もできますが、駐車場があるため、完全に視線を遮ることが出来ません。

また、リビングの視線の先に見えるのが、マイカー、というのも、イマイチかもしれません。

2つ目は、生活感が丸見えなことです。

コロナ禍に提案された間取りであることも影響していますが、玄関に入って、すぐに手洗いが見えるのは、イタダケナイです。

また、ダイニングに向かう動線で、最初に目に入るのが、コンロってのも、どうかと思います。

3つ目は、ダイニングの眺望です。

リビングは、庭が見えて日当たりの良い特等席に配置されていますが、DKは室内しか見えません。

東側に窓があるので、暗いということはないですが、正直、面白みのない空間となっています。

この他、ツッコミどころ満載、、、という間取りでした。

で、この間取りをブラッシュアップしていく、ということも出来ましたし、それでも、

そこそこ良い間取りにはなったとは思うのですが、何千万円ものお金をかけて「そこそこの家」にする、ってのも悲しいですよね。

幸い、まだ家づくりの初期段階だったので、Nさんには、全く違う方向性での間取り計画することをアドバイスしました。

まず駐車場と玄関は北側に移動しました。

せっかく北側道路に面していますので、そこを使わない手はないです。

駐車場と玄関も近くなったので、雨天でも楽になりました。

次に、西側に、水廻り部分を出っ張らせるようにしました。

これで、西側からの視線は遮ることができます。

またこの部分は、1階までしかないので、リビング吹抜けや庭にはしっかり光が入ります。

その上で、東側道路に目隠しフェンスを設置すれば、庭のプライバシーを確保できます。

そして、DKも含めてリビングは、吹抜けを中心に南側に設置することを、提案しました。

リビングのどこにいても、庭が見える間取りになります。

この案を気に入ったNさんは、積水ハウスに話し、提案されたのがこちらの間取りです。

こんな空間です。

とても魅力的ですね。

このように、方向性さえ間違わなければ、しっかりした間取り提案をしてくれるのが、積水ハウスさんです。

最初に提案される「たたき台」のチェックが重要となりますので、しっかり確認するようにしてください。

たたき台のチェック方法は、先ほども紹介した、こちらの動画で解説しています。

▶ 【完全版】注文住宅で暮らしやすい間取りを手に入れる方法

第2位 住友不動産(8.14点:6~10)

※設計担当者の対応 満足度ランキング:圏外

※総合ランキング13位

第2位は、住友不動産です!

設計担当者の対応 満足度ランキングでは、10位以内に入っていないので、ダークホース、、、といって良いのかわかりませんが、かなり優秀でした。

正直、私も意外、、、な結果でした。

 そこで、診断内容を見直してみたのですが、住友不動産の提案は、派手さはないのですが、抑えるべきところは抑えている堅実な間取りが多いです。

 また、私がこれまで診断した住友不動産の間取りは、狭い敷地中心だったので、間取りの選択肢が少ない、というのも大きいのかもしれません。

いずれにせよ、住友不動産の施主は、ハウスメーカーから提案される間取りに満足しているし、大きな変更を必要としない傾向にあるようです。

そんな中、比較的大きな変更が必要になった事例を紹介します。

4人家族のPさんの事例です。

北側道路の敷地で、近隣の家を入れるとこんな感じでい家に囲まれています。

そのため、L型にして、リビングと隣地との距離を確保するような計画になっています。

実際、南側隣地から、3.8M確保出来ています。

これだけあれば、十分、、、と思われるところですが、

この敷地、「第二種中高層住居専用地域」で斜線規制がないため、南側は、敷地目一杯に家が立っています。

そこで、断面検討してみると、10月~2月までの5か月間、リビングに太陽光が、ほぼ入らないことがわかりました。

こちらは、2月と10月の日射です。2月と10月の太陽高度は同じですが、このようにリビングには光が入らないことがわかりました。

そのため、吹抜けを設置することを検討することにしました。

奥行き1.82mの吹抜けを設置すれば、12月の太陽光がリビング上部に入り、1月からは、1階にも太陽光が入ることが、断面の採光シミュレーション結果、わかったからです。

吹抜けを設ければ、2階の間取りの床面積が小さくなるのですが、今の間取りには、子供部屋にウォークインクローゼットがあったり、廊下も長い部分があるので、これらを整理してみました。

いくつか提案して、採用された間取りがこちらです。

吹抜けを設けた上で、1階の家事動線も改善していますが、そこまで大きな変更はしないで済みました。

このように、住友不動産の間取りは、問題が見つかったとしても、根本的な部分を変更しないで済む、という傾向にあるようです。

いよいよ、第1位の発表です。

第1位 三井ホーム(8.83点:7~10)

※設計担当者の対応 満足度ランキング:5位

※総合ランキング6位

第一位は、三井ホームです!

設計担当者の対応 満足度ランキングでは、5位なのですが、この「間取り提案ランキング」では、堂々1位となっています。三井ホームは、外部の建築家が設計する、ということもあって、間取りの提案力は素晴らしいものが多いです。

 またツーバイシックスという一般的な工法を使っているので、他のハウスメーカーと比較して、自由度が高いのも魅力ですね。

日当りや敷地計画で問題がある、ということは、あまりありません。

施主の要望もしっかり反映した上で、間取りもまとめているので、間取り診断を依頼いただく時も、

「間取りについての不満」

っていうのが、あまりない場合が多いです。

まあ、正直、間取り診断する側にとっては、やりにくいハウスメーカーです(苦笑)

間取り診断って、「間取りの不満が多い」方が、断然ラクなんですよね。

表面化している不満って、むっちゃ解決するのは簡単です。

とりあえず、その不満は、解決してあげれば、施主の方も、ある程度は満足はして頂けます。

さらに隠れた問題点も見つけて、最適な間取りに出来れば、いう事なし、という感じです。

ただ、不満もないし、客観的に見て、それほど問題もないと、

私自身、何を話したらいいの?

って、呆然としてしまうこともあります。

とはいえ、家族構成や生活スタイルなどを理解した上で、間取りで暮らしてみると、無駄と思える部分や、整理されていない部分、こんなアイデアを足したら、もっとよくなるのでは? というのが出てきます。

そんな事例として、Yさんを紹介しますね。

子供が3人いる5人家族のYさんは、

二世帯住宅の2階の子世帯に住む予定で、間取りはこんな感じでした。

概ね問題はないのですが、私が気になったのは、子供部屋と書斎の大きさです。

東側に4つの部屋があるのですが、

書斎は、ご主人の仕事部屋

子供1は、10歳のお姉ちゃんの部屋、

子供2,3は、3歳の双子の、妹と弟の部屋です。

ご主人は、この書斎でテレワークを頻繁に行う予定なのですが、それにしては、ちょっと狭い、という印象でした。

また、子供1と、子供2,3の部屋の大きさや形が違うのも、ちょっと不公平に感じるかもしれません。

私の個人的な意見としては、子供部屋自体は、それほど大きい必要はないと思いますが、パット見て、不公平感がない、ことは大事だと思います。

別に不公平だからといって、子供の将来や人生に何か影響するとか、そういうことはなく、単に文句言われたりするのが面倒かな?というくらいの話です。

人間って、不公平さに敏感な生き物なので、将来の不和をつぶすためにも、だいたい同じ条件にした方が無難です。

そこで、書斎も含めて、こちらのように変更しました。

子供部屋の大きさは、だいたい同じにして、書斎も大きくしています。

3歳の双子ちゃんの部屋は、今は大きく空間を確保して、将来分割できるようにしています。

また、小さいお子さんがいるので、畳コーナーも提案しました。

子供の遊び場や、簡単な家事室としても使えます。

こういう小さな空間があると、リビングが散らかりにくくなるので、楽なんですよね。

このように、「間取り提案力が高い」ハウスメーカーの場合でも、色んな視点で間取りを読み解いていくと、改善の余地が残されている場合が多いです。

少しでも違和感があることについては、間取り確定前に再検討してみると良いかもしれないですね。

本日のまとめ

はい、では、最後に本日のまとめです。

「間取り提案力のランキング」

ですが、このような結果となりました!

5位 スウェーデンハウス

4位 住友林業

3位 積水ハウス

2位 住友不動産

1位 三井ホーム

で、もしかしたら、「ヘーベルハウスがない!」って思っている方もいるかもしれません。

今回のランキングは、2020年以降に、10人以上、間取り診断した会社の中から選んでいます。

それくらい診断しないと、ランキングを付けられないって判断だったのですが、

「ヘーベルハウス」は、7人しか診断していなくて、残念ながら、ランキングに入れることが出来ませんでした。

以前は、旭化成ホームズの広報の方にインタビューしたり、診断した方の完成物件の見学もしており、

私自身は、ヘーベルハウスにすごく興味があるんですが、最近は、なかなか診断する機会がなくて。

あと3人診断できれば、10人になって、ランキングに入れられるので、へーべリアンの方、是非、間取り診断に参加してみてください笑

この他、ベスト10までのランキングは、LINEのともだち登録してくださった方にプレゼントしています。

Amazonランキング1位の電子書籍や235分の動画講座などももらえますので、興味がある方は、概要欄から登録してくださいね。

さて、「間取り提案力のランキング」のベスト5ってことで話してきましたが、

ワーストはどうなっているの?

って気になっている人もいるかもしれません。

実際、ワーストの方が、注意すべきことも多いので、役立つ内容になそうです。

間取りも大きく変わっているのが、多いです。

ただちょっと心配が、、、、

以前、やっていたチャンネルで、

「好きなハウスメーカーランキング」

「嫌いなハウスメーカーランキング」

を動画にしたことがあるんですね。

200人の施主にアンケートをとった結果を解説したのですが、

「嫌いなハウスメーカーランキング」の方は、30万再生くらいいったんですけど、誹謗中傷が多くて、若干、炎上していました苦笑

そういう苦い経験があるのですが、、、

今回は、そういうことにならないように、なるべく、家づくりに役立つ内容にしていきたいと思います。

近々、公開しますね。

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この記事を書いた人

「アキラ先生の住まい間取り教室」をブログ記事にしています。

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