坂上忍、家を建てる × かえるけんちく相談所(勝手に)コラボ 08
こんばんは、 かえるけんちく相談所のアキラです。
「坂上忍、家を建てる」を題材に、 家づくりを学ぶ企画の第8回目です。
今回は、今夜(3月16日)分を取り上げたいと思います。
では、恒例の建築費の紹介から。
和と洋が融合した超便利なキッチン!屋上から都内とは思えない、 絶景が楽しめる家
場所:杉並区 鉄筋コンクリート造+木造 建坪37坪(124㎡)
建築費:4250万円 設計:ニコ設計室
狭小地なのに3つの吹き抜けで開放感抜群!地下にリビングがある一級建築士の家
場所:杉並区阿佐ヶ谷 鉄骨造4階建て 建坪23坪(78㎡)
建築費:4700万円 設計:アトリエソルト株式会社
今回は、地下室のある家が2軒ですね。
坂上さんの敷地は広そうなので、地下室を作ることはなさそうですが、、、
地価の高い都心なら、地下室という選択肢もありですね。
では、いくつか話題をピックアップしていきましょう。
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1.パントリーとキッチンの関係
杉並の「絶景が楽しめる家」は、キッチンに色々なアイディアがありましたね。 ステンレスシンクは、前回のTOYOキッチンの3Dキッチンのような感じでしたが、 こちらの方が、まな板をすぐに取り出せる分、使いやすそうでした。
あと、カトラリー入れ。 これはよく希望がありますが、私はあまりお勧めしません。 なぜなら、洗った後にそこに仕舞うのが面倒、、、だから。
使う人は良いですけどねえ。 食器を洗う担当の私としては、頂けないですね(苦笑)
あと、ゴミ箱の位置も良かったですね。
確かに、ゴミ置き場はシンク下にあると便利です。ちゃんと見えないように隠してあるのは流石ですね。
さて細かいネタはともかく、一番良かったのが、 玄関~パントリー~キッチン、という動線です。
玄関からキッチンへの荷物搬入が楽、というのもありますし、 キッチンに立っている人がトイレにいくのも楽です。 収納としても効率が良いので、様々なものを大量におけそうですね。
また、この動線があるおかげで、階段を中心とした回遊動線になりますので、 広がりを感じられる間取りになっています。 坂上さんが、採用したい!と思うのも頷けます。
2.ドライエリアのある地下室は安全か?
阿佐ヶ谷の家では、地下室にドライエリアがありましたね。
私も一度だけ、ドライエリア付の地下室を設計したことがありますが、 雨水の処理にかなり気を使いました。
地下2階のドライエリアとなると、道路から5M以上低いことになりますので、 雨水の処理をするためには、排水のためのポンプが必要です。 しかも、修理や壊れてしまった時のために2台設置します。
しっかりした排水計画をしていないと、ゲリラ豪雨などの時は、 大変なことになります。
そういうこともあり、私が担当した物件では、 ポンプも2台つけたのですが、その上に透過性のある屋根も付けました。 吹き抜けの開放感、、、はなくなってしまいますが、安全をみた感じです。
ドライエリアや、道路から低い位置に玄関を設置する場合は、 十分に気を付けてくださいね。
3.東側の窓に夏は日が入らない?
次も阿佐ヶ谷の家ですが、東側の窓の説明にちょっとツッコミです。 東側にある大きな嵌め殺しの窓は、冬はたくさん日が入り、 夏はあまり入らない、、、と説明がありましたが、 これは「南側の窓」の場合であって、完全に間違いです。この位置に窓があって、光が入らないんじゃあ、設計に苦労しないです(苦笑)
上図のように東の窓は、太陽高度が低いので、夏であってもバンバン光が入ります。
(我が家も東向きの高窓があるので実感しています)
ので、これはウソ(というか間違い)なのですが、 朝から昼にかけて、ドラマチックに光が動く様はなかなかですので、 この窓自体は良いですよ、確かにお月様も見ることが出来ます。
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4.FRP製のグレーチング
FRP製のグレーチングは、一時期流行りました。 実は私の家でも採用しています。
最近は、生産を中止してしまってるメーカーもありますね。 光と空気を通す床なので、開放的な空間を作りたい時には、使えます。 ただ、高いんですよね、これ。
5.一級建築士の設計はすごい?
最後に、一級建築士はすごいか?ってことですが、、、 実は、住宅系の設計士の方は2級建築士の場合は多いです。
理由は、資格的に2級があれば十分だから。 無資格の方も結構います。 (以前いた50人くらいの設計事務所は、設計部長が無資格でした)
でも、正直、資格のあるなしは、 設計される家のレベルとは、あまり関係ないです。 センスのない一級建築士もたくさんいますし、 無資格でも素晴らしい設計する方はいます。
坂上さんも半分ネタで言っているのですが、 これから家を建てる方は、あまり気にしなくても良いかと思います。
今日はこんな感じで。
最後にちらっと、図面が見えましたね。
この図面では、玄関からパントリーへの動線はないようです。 玄関横には大きなシューズクロークが見えますね。
みた感じ、割とオーソドックスな間取りに見えますけど、 実際はどうなるんでしょうか?
楽しみです。
ではでは!
坂上忍、家を建てる 7回目 NEW
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