新国立競技場の整備問題で、大成建設・梓設計とともに提案、決定された”A案”の設計者である建築家の隈研吾氏が、3月31日に行われたJSC主催のセミナーの中で、過去に森元首相からの「負ける建築とは何事か!」と批判されたことを明らかにした。
森元首相は、A案決定後に、
「あなたは、負ける建築、という本を出しているそうですが、新国立競技場も負ける建築らしいじゃないですか。
これを聞いた時、オリンピック競技場で、「負ける」ってのは、何事か!って思いましたよ。
今年は、是非、「勝つ建築」という本を出された方が良いんじゃないですか?」
と、隈氏に話したそうだ。
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これに対して、隈氏は、
「勝つ建築の代表が、安藤忠雄さんです。彼が選んだザハ氏の案は、結局、国民に受け入れられませんでした。
私は、建築に必要なのは、建築家のエゴを前面に出すことではないと考えています。建築が勝つ必要はないのです」
と、説明した。
森元首相は、
「負けることでコンペに勝ったのだから、あなたは良いかもしれないけれど、オリンピックやパラリンピックは勝ってナンボですよ。
それと、新国立の竣工は、ラグビーワールドカップの決勝戦に必ず間に合わせるように、頼みますよ」 とだけ言って、その場を去っていったそうで、 隈氏は「ご理解を頂けなかった」と苦笑しながら話していた。
ネットユーザーからは、
「確かに、オリンピックで、負けるってのは縁起悪いな」
「安藤さんが、勝つ建築、を出せば面白い」
「B案の伊東豊雄さんは、どっちなんだろう?負けた建築?」
などの声が上がっている。
カエル エープリルフール ニュース
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