「明るい」けど陽当たりが悪いリビング?~間取り相談事例に学ぶ家づくり④~

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間取り相談事例に学ぶ家づくりシリーズの4回目です。
これまでの記事はこちらから。

;室内物干しで、片付楽チン、全室東南向きの家 〜間取り相談事例に学ぶ家づくり①

使いにくいシューズクロークはこれだ!使いやすい改善案も紹介~間取り相談事例に学ぶ家づくり②〜

吹き抜けで光をいれる~間取り相談事例に学ぶ家づくり③~

今回は9月に行ったばかりの「sacky」さんの間取り診断の図面が一部、公開OKになりましたので、紹介しますね。

 

建築士の方は「リビングは明るいですよ」と言っていたのですが、、、

「sacky」さんが建築会社から受けていた提案は、モダンでかなりデザイン性が高い外観です。

実は、こういう外観の家の診断は、ちょっと気が重いんです。なぜかというと設計士の方がプライドを持って提案しているでしょうから、セカンドオピニオンからの意見などは相当嫌がるかな、、、と(苦笑)

もちろん、何にも問題点がないのであれば、素晴らしい家です!で終わるのですが、大抵、何かしら「検討すべき問題」が出てきます。
今回は、陽当たりでした。

ここで一応、私の「間取り観」について話しますと、、、基本的には、間取りに「良い」とか「悪い」はないと思っています。
あるとしたら、住む人の暮らしに「あう」間取りと、「合わない」間取りがある、というだけです。

ですから、間取り診断は必ず、アンケートをとってから行います。
アンケート内容から住む方がどのような暮らしを望んでいるかを読み取り診断をする、というわけです。

「sacky」さんは、提案されたデザインはとても気に入っておられていたのですが、「リビングの陽当たり」が少し気になっていて、担当の建築士にも確認しましたら、「リビングは明るいですよ」という回答を頂いていたそうです。

確かにそれは間違いではないのですが、「明るい部屋」と、「陽当たりが良い部屋」は少し違います。

「陽当たりの良い部屋」と「明るい部屋」

ここで「陽当たり」と「部屋の明るさ」について話します。日本人の多くは(私も含めて)、「陽当たりの良い家」を望みます。これは民族性もありますが、実際に陽当たりが良い方が冬は快適ですし、省エネにもなります。では「陽当たりが悪い部屋」は暗いのか、というと、そんなことはありません。陽当たりが良い、ということは、直射日光が部屋に入りやすいということですが、光には直射日光の他に天空光というものがあります。

 

天空光とは、水蒸気や塵、雲に反射された太陽光のことです。天空光は窓前に空間があれば方位関係なく部屋に入ります。ですから、北側に大きな窓があり、かつ道路などに面しており、また内装が白など明るい色を使っているのであれば十分明るい部屋にすることは可能です。

ここで注意していただきたいのは、建築士が「明るいリビングですよ」と言った場合は、必ずしも「陽当たりが良い」という意味で言っているわけではない、ということです。
今回、「sacky」さんがお願いした、実力のある建築士なら悪条件であっても明るい部屋にデザインすることは可能です。それゆえに、陽当たりを重視していない場合が往々にしてあります。
建築士と話すときは、「明るい」と「陽当たり」の言葉の使い分けに注意した方が良いですね。

 

自宅の建物の影でリビングが暗くなる

L型や中庭式の住宅の場合にはよくあるのは、自分の建物の影で陽当たりが悪くなる、ということです。
今回も、近隣は高い建物がなく、陽当たりを良くすることは可能なのに、2階の影になって、1階のリビングの陽当たりが悪くなっていました。

そのため、思い切って、2階の洋室を西側に移動することを提案しています。

↑2階の平面図で解説

道路側からのイメージは多少変わるのですが、この場合でも全体のモダンで邸宅っぽいイメージは保つことが出来ます。
(そちらは動画で解説しています)

この陽当たりについては、こちらの記事でも解説しています。
中庭のある間取りの注意点

この他、和室の窓デザインや、洗濯干場の改善提案などもしております。

 

間取り診断の感想

最後に「sacky」さんからの間取り診断の感想を掲載しますね。

「実際の私たち家族の生活に寄り添った形で診断していただいて非常に参考になりました。
日当たり、通風、サイズ感や細かな使い勝手などは、多くの経験をされたプロの建築家ならではであり、多くの気づきがありました。
多くのアドバイスを本当にありがとうございました!自分たちだけでは気づけなかったこと、改善提案なども非常に参考になりました。
アキラ先生に依頼して良かったと家族で話しております。良い家づくりができるよう、これからも頑張っていきたいです。」

こちらこそ、ありがとうございます!
では!

 

一級建築士の丁寧な間取り相談⇒ プレミアム動画間取り診断

 

 

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高校生の時に、お金が儲かって、女の子にモテて、楽しそう!って理由から、建築学科に入り、そのまま建築設計の世界に入りました。 「お金が儲かって」と「女の子にモテ」というのは微妙でしたが、家づくりの楽しさに魅了され、今まで住宅設計を続けてきました。

 

子供が生まれたことを機に、32歳に自宅を設計。 共働き夫婦向けの家事がしやすく開放的な家として、当ブログでもたびたび取り上げています。

 

2013年、 「理想の暮らしを実現するための家づくり」を、知識ゼロの初心者が達成できる環境提供のために、副業で、かえるけんちく相談所の運営を開始。

 

2014年に在籍していた工務店が倒産し無職だった時に監修を依頼された片付け本(人生が変わる片付けのルール)が、2万部のヒット。

 

くわしくは、

>>無職で監修した片付け本が2万部のヒットになった一級建築士の物語

 

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2015年には、アキラ先生と名付けたカエルキャラクターを製作。LINEスタンプの販売も始めました。また、建築士の仕事を知ってもらうために、小学生や高校生向けにセミナーを行いました。

 

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資格:一級建築士、インテリアコーディネーター。

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