MENU
アーカイブ

【令和版】トイレと洗面所の寒さ対策を8つ紹介します

日本のヒートショックによる死亡者は、1万人以上と言われています。
その原因は、戸建て住宅の寒さです。

特に、水廻りが危険なので、今回は、トイレと洗面所の具体的な寒さ対策について話しますね。

目次

1.家の断熱気密性能を上げる(トイレ・洗面所)

トイレや洗面所、という以前に家が寒い!
というのを心配される人も多いです。リビングが寒いのであれば、トイレ洗面所はもっと寒いですよね。

ので、新築の戸建住宅の場合は、断熱気密が性能を確保しましょう。その基準となるのが、断熱等性能等級4です。

等級4とかいうと凄そうですが、注文住宅では、ほぼ等級4が最低基準になっています。

とりあえず、これをクリアすれば、家全体の快適性をある程度確保でき、洗面所でヒートショックで亡くなる、という確率は減ると思います。

2.廊下に面して計画しない

私の実家もそうですが、トイレにいくまでの廊下が寒い!ですよね。で、その先にトイレや洗面所があるのですから、余計、寒く感じます。

ので、廊下ではなく、リビングに面した位置に洗面所やトイレを計画するのも良いです。洗面所は、LDKに面していると、家事動線も短くなりますね。

トイレがリビングに面するのに抵抗がある場合は、廊下をなるべく短くするのが良いです。

間違っても、サザエさんちの、縁側の先にトイレがある、というのはやめましょうね。

出典:JOY-Q

3.南側に計画する

洗面所を南側に配置するのは、敷地が許せばお勧めです。日中の日射を取得出来れば、夜も暖かいですし、洗濯物の室内干しにも最適です。夏の日差しは遮るように、庇は設置するようにしましょうね。

4.窓に断熱カーテンをする

住宅で寒さの欠点となるのは、窓です。
窓からの冷気で部屋は寒くなりますが、それを防ぐのがカーテンです。でも、洗面所やトイレには、カーテンをつけることは少ないですね。

新築の場合は、窓はなるべく小さくした方が良いです。換気は、機械換気で行うので、光が入れば良いだけですから。

その上で、ハニカムサーモスクリーン、という断熱性の高いシェードを設置すると、冷気問題はかなり改善します。

 

 

5.トイレを暖房する

断熱や間取り上の工夫を話してきましたが、ここでやっと、暖房の話をしますね。

断熱気密性の高い住宅の場合、トイレが極端に寒い、ということは考えにくいのですが、心配な場合は暖房器具の設置が考えられます。

トイレは、滞在時間が短いので、エアコンやストーブだと電源ONしてるうちに、用を足してしまえます。ので、あらかじめ暖かくしているか、つけると直ぐに暖まるのが良いですよね。

今回は、どちらも紹介いたします。

ネオレスト(TOTO)を採用する。

最初は、あらかじめ暖めるパターンです。
ネオレスト、というTOTOのタンクレスの便器の上位機種には、暖房機能がついています。
便器に暖房?って、なんかすごいですよね。

こちらは、室温が15度以下になると暖房がつくような設定(ビルトイン型の場合)出来ますので、寒いの苦手な人には良いですね。

また、時間設定でつく時間を設定することも可能です。

ヒーター一体型天井照明 ポカポカを採用する

こちらは、直ぐに暖めるタイプの暖房器具です。
ミニレフランプを使用し、明かりと暖房を兼用いたします。

スイッチをいれたら、直ぐについて、放射熱で人を暖めます。頭の上から熱が降ってくる感じになりますので、かなり暖かそうですね。

こちらは、引っ掛けシーリングがあれば良いので、工事は必要ありません。
楽天で購入できますよ。
詳細はこちら ⇒ ヒーター一体型天井照明「ぽかぴか2」

6.暖房機能のある洗面化粧台にする

次は、洗面脱衣室ですね。二種類紹介しますね。

洗面ルームヒーター(Takara)

ホーローで有名なタカラですが、その洗面化粧台では、洗面ルームヒーターという温風ヒーターをつけることが出来ます。
冬は温風ですが、夏は涼風が出るとのことなので、オールシーズンで使えますね。

洗面室暖房機(max)

浴室乾燥機などを製造するメーカーによる洗面室用の暖房機です。
トイレとは違い、使う時間が読みやすいので、予約暖房をすると、毎日、かなり快適になりますね。

詳細はこちら⇒洗面所暖房機 マックス BS-K150WL 洗面所暖房機(壁付タイプ)

7.全館空調にする

高気密高断熱住宅にした場合、そのメリットを一番感じやすいのが、全館空調です。
どの部屋でも設定温度になっているのですから、快適ですよね。
もちろん、トイレや洗面脱衣室も、廊下の暖められた空気が入ってくるので、寒い、と感じることはほぼないです。
40坪くらいで、200万円程度かかるし、気密性も高くないと(c値2.0以下が基本)いけないのですが、快適さについては保証付きです、

 

8.全室床暖房にする

7も快適ですが、もっとも快適と思われるのが、全室を床暖房にすることです。
ONREIのように床下をエアコンで暖めたり、石畳のように蓄熱層を使うなど、いくつかの方法があります。
コストも全館空調よりは安くなりますので、
冬、寒いのは大嫌い、という方にはお勧めです。

以上の8つの方法がいかがでしたでしょうか?
とりあえず、やってほしいのが、最初にあげた高気密高断熱化ですね。

これは必須で考えていただければ、と思います。

では!

 

家づくり初心者の応援企画を始めました!

最後に家づくり初心者の皆さんへの応援企画のお知らせです。

当ブログでは、読者の皆さんに「確実に家づくりに成功して頂きたい!」そんな思いからバランスよく知識や知恵を身に着けて頂ける教材をプレゼンしています。

LINE友達登録でもらえます。
しっかり学んで、充実した家づくりにしてくださいね。

特典1『ハウスメーカーが教えない!30年後も後悔しない注文住宅の作り方』(全7章の動画講座、PDFスライド)

1000人以上の間取り診断・家づくりサポートした著者が、注文住宅を建てる施主が必ず知っておくべきだと思わる知識を7章の動画講座にまとめました。

■間違うとかなりヤバイ請負契約で後悔しない7STEP
■イマイチな間取りから複数の改善案を作り間取りを比較検討する方法
■お金をかけずに外観・通風・日当たり・断熱・防犯を最適化する【窓計画改善】セミナー

といった実践的な内容です。

参加された方からは、

「注文住宅を検討するにあたり、その基礎となる考え方、注意すべきところをよく理解できました。無料で学べるのがもったいないくらいです」
「知っていると知らないとでは家づくりが全然違うものになってくると確信した。」
「順番に見て家づくりの不安がだいぶ解消されました」

といった感想を頂いております。

特典2『特別編集版 家づくりの教科書』(非売品の電子書籍)

アマゾン1位を獲得した『注文住宅の8つの難題』『はじめて家を建てる!』『間取りで暮らす技術1』の重要な部分をピックアップして、再編集した非売品の電子書籍をプレゼントします。

特典1の動画講座でカバーしきれてない内容を補足していますので、是非、読んでみてくださいね。

特典3『家づくりに役立つ公式LINE』に招待!

登録していただく公式LINEには、5種類のタブ付きリッチメニューを採用しています。動画講座や家づくり本、家づくりの流れなどのコンテンツに素早くアクセスすることが出来ます。

LINEに家づくりの情報を集約していますので、是非、ご活用くださいね。

次のURLをクリックして、友達追加後にプレゼントが自動で送信されます。

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

目次