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窓の解体新書3 | 横滑り出し窓とは?

窓の解体新書3 横滑り出し窓とは?

 

前回の縦滑り と並び、最近、人気が高いのが、横滑り窓。 (単に、滑り出し窓とも言います)

縦滑りは、回転軸が縦ですが、 横滑りは、横になります。

イメージしにくいかもしれないので、こちらをどうぞ。

 

 

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目次

特徴

 

スクリーンショット 2015-02-20 23.00.31

 

縦滑り出しと同じように、高気密高断熱住宅には、欠かせない存在の横滑り出し窓。

サッシを閉めると枠とぴったりくっつくので、気密性を高くすることが出来ます。

最大の特徴は、横軸がずれて動くこと。

スクリーンショット 2015-02-20 23.01.12

これにより、ガラスの外側を掃除することが可能できます。

形状は、正方形か横長で、モダンなデザインに似合います。 また、雨が室内に入りにくいです。

 

出没場所

小窓として、水廻りなど小さな空間で使われることが多いです。

例えば、洗濯機の上や、トイレ、浴室など。

また、高所でもオペレーターで開閉できますので、リビングのテレビの上や、洗面化粧台の上など、

壁が欲しいけど、光もあるといいな、という場所に使われます。

 

得意技

気密を確保しやすい

掃除をしやすい

小窓とすることで、防犯性を高めやすい

モダンデザインに合わせやすい。

雨が入りにくい

 

防犯

縦滑り出し窓の時も話しましたが、 400×250のブロックが入らなければ、

侵入盗の体が入らない窓の大きさ、ということになります。

その大きさとは?

 

スクリーンショット 2015-02-20 22.32.42

 

だいぶ、ちっちゃい窓になりますね。

 

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通風

通風という意味では、特に特徴がないのが、横滑り出し窓。

小さい窓が主流ですので、 南側に引違などの大きなまどを設置して、北側に横滑り出し、 という配置計画は、良いかと思います。

通常は、風上(南側)の窓を大きく、風下(北側)にした方が、

風上を小さく、風下を大きくした場合よりも2倍程度、 通風量が多い計算になります。

 

また、雨も入りにくく、防犯にも優れている小窓なら、 夏に開けっ放しで、という場合にも活躍しそうですね。

 

デメリット

 

スクリーンショット 2015-02-20 23.01.03

縦滑り出しと同じく、

窓を外側に開けるため、外側に網戸や面格子、ルーバーを付けられない、 というのが弱点です。

特に網戸は内側に固定や可動網戸や、ロール網戸を付ける必要があります。 網戸は内側から意外に目立つので、よく理解した上で採用しましょうね。

それと、これはLIXILのサーモスⅡ限定ですが、 開け閉めをオペレーターでしなければならない、 というのが、人によっては面倒なようです。

採用する前に、実物で試してみた方が良さそうですね。

 

蛇足

私はよく、洗面化粧台の上に、横滑り窓を付けます。

水廻りは、湿っぽくなるので、なるべく明るくしたいんですよね。

 

では!

 

 

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この記事を書いた人

家づくりを通して、ライフスタイルをデザインして欲しい、という思いから、このブログを立ち上げました。二児の父でもあり、家事もバリバリこなすイクメンです。
一級建築士 / インテリアコーディネーター

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